’19年 7月 超高温 新たな課題を知らしめる         の物語








立秋
そして 御盆

どのような夏休みを過ごされてますか?

こんにちは
Mrs.&Mr.小柴は
今月も元気に
働いています。

超高温が続いた
この1ヶ月

8月中旬になり
やっと人心地ついた感じです。







こちらニセコ地方でも
30℃以上の真夏日が続き
最高34℃を記録しました。

カンカン照り
の暑さじゃなくて
薄どんよりして高湿度
ほぼ飽和状態の
ミストサウナのような日々

さすがに
その環境下では
屋外作業は危険を感じ
時間帯をずらしての
生産活動でした。







今月は
先月報告が通常より遅れたために
今月報告までの間隔が短く
報告量も少々控えめとなります。

無事に責任を果たし終えた
「夏メロン」の様子と御礼
そして
その過程で明らかになった
超高温時の生理障害について
今月はまとめてみたいと思います。







いつものように
専門的なお話を絡ませて
コアなファンの皆様に
季節を耕す物語をお伝えいたします。

今月もどうぞ
お楽しみくださいませ!








「農業は 人生を賭ける 価値がある」





<経営理念>
「農業は 人生を賭ける 価値がある」
Nisekoから世界へ! 季節を耕す物語



北海道 小柴ふあーむ
公式ホームページ



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今年の「夏メロン」が終わった今
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小柴ふあーむのこども達は
日々を忙しく送られる方に
季節の節目を気付かせてくれる
北海道ニセコからのお届け物として
年々評価が定着しつつあります。

北海道とつながった
あなただけの季節感を
北海道 小柴ふあーむ が
お届けします。

待ってワクワク
届いてニッコリ
食べてジンワリ

大切な方と分け合って
嬉しさ倍増の春夏秋冬
いまから始まる今年一年の
「季節を耕す物語」です。


今年見逃したあなたにも
来年こそはお会いできるよう
安定かつ充実のラインナップで
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お待ち申しております。

来年こそは ぜひ!
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臨場感タップリに
「季節を耕す物語」 を
リアルタイムで
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天気のめまぐるしい変化
日々作業の進み具合
目を見張る作物たちの成長
そして
私たちの 喜怒哀楽

ネットであなたがご覧になる風景は
同じ時に私たちが現場で見ていた風景
リアルタイムのアップで
お互いの季節を共有しましょう。

本当にお届けしたいものが
ここに詰まっています。

「季節を耕す」とは
どういうものか?

小柴さんちは今日
なにをしてたのかな?

北海道は、ニセコは今日
どんな天気だったのかな?

生産者でしか気付けない視点
地元ならではの臨場感を
皆さんにもお分けしたく
毎晩更新しています。

ニセコの今を
どうぞチェックしてみてください。











今月のテーマ
超高温
新たな課題を知らしめる
の物語



あらためまして
今月のテーマ

「新たな課題」
のお話しについて







最高気温34℃

作物にとっての適温は
25℃±5℃
と言われております。

この範囲を大幅に超えるとき
作物は自衛のために
生理バランスを変えて
生存しようといたします。







が、しかし
環境がその許容範囲を超え始めると
生理バランスは元に戻れぬほど傾き
体調を崩したまま復元せず
そのままアンバランスなまま
生涯を終えることになります。

最高気温34℃

それは作物にとって
実際は40℃に達する
超高温となっていて
すでに自己調整能力を
超え始めてます。

組織や伝達系に
後遺症が残る状態

今年のメロン栽培は
そういう環境に晒されました。







通常の給水じゃ
蒸散に追いつかない。

だからと言って
ジャンジャン給水しても
作物体内の流動能力が
限界に達して
根の周りの滞留水が
そのまま根を蒸しあげて
生涯を残してしまいます。

そして
玉自体が高温になり
活動を止めてしまう事態に。

我が家の畑独特の事情が
悪い方に働いて
生産力を減衰してしまいました。







代表とともに
手入れを増やし
なんとかゴールまで導いた
こども達

今年も貴重な勉強を
させてもらいました。

この子たちが
命がけで教えてくれたサインを
何としても見逃さずに
次へつなげる所存です。

そんな 超高温 の物語
お確かめいただければ
幸いです。










今月のフラッシュ






 


'19年 7月
「超高温 新たな課題を知らしめる の物語」
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全208枚  All rights reserved @北海道 小柴ふあーむ










今月のあれこれ










「『晩生メロン』のスタート」


小柴ふあーむ の
有終を飾る
晩生メロンたち

この猛暑の中
無事に植え終わり
そして
無事に、まさしく無事に
活着してくれました。

超高温下での
メロン苗の活着
これまでに
何度も失敗しました。

端的に言って
根っこが火傷するんです。

その結果
根の伸長が遅れてしまい
しかもその回復中に
樹はすくすくと育つ時期なのに
生理バランスが崩れて
そのまま定着しますから
大人になってからも
身体が言うことを聞かず
アンバランスななまま
終末へ向かいます。

もちろん
咲く花も 付く実も
おおよそ健康とは言えず。

通常言われている概念とは
ずいぶん異なる管理手法をとらねば
正常な生育に持ち込めません。

おおよそ10年近くかけて
勘所をつかんだ技術

今年の超高温で
真価が試されました。

苗の作り込みも相まって
なんとか なんとか
上手くスタートを切れました。

乗り越えてきた課題の
一つです。












「『秋メロン』 正念場」



8月末〜9月中旬にかけて
収穫期を迎える「秋メロン」
盛夏はその正念場です。

この子たちだけでなく
栽培管理の代表や私にとっても
体力的・精神的な
正念場となるんですが。

超高温の盛夏
その下で
「秋メロン」たちは
肥大最盛期を迎えねばなりません。

ただでさえ体力を消耗する
肥大最盛期。
それに加え
猛暑下での樹の維持にも
こども達は体力を割かねば
なりません。

その摂理は
分かっています。

分かっていますが
その加減が
予想を超え 感覚を超え
樹の負荷バランスを
崩してしまいました。

この子たちは
玉よりも まず
樹の生存を優先し
玉の成長をいったん保留した
ように見受けられるんです。

そうとは知らず
これまでの給水レベルで
十分と思い込んでいた私たち。

樹の要求に応えられず
玉の生育停滞に
繋げてしまったようなのです。

この件
じつは「夏メロン」から
現象は把握していました。

しかし
その現象が真なのか
あるいは変動なのか
真偽を確かめる知見もなく
出来うる範囲の処置で
管理を進めていたんですが・・・。

「秋メロン」にて
類似現象が再び起きて
これは真なり!と確信し
緊急のデータ再チェックを行い
手探りながら
対応策を試み始めています。

今月報告の肝
「超高温の新たな課題」
ここに横たわっているんです。

すでに乗り越えられた
と思っていた環境。
しかし
今年の超高温は
これまでの経験範囲を超えて
次の世界を見せつけてくれました。

物理現象では
ちょくちょく有ることなんですが
現象は必ずしも
単純相関ではありません。

つまり単純な
線形比例とは限らないということ。

当然と言えば当然なのですが
現象たるもの
いろんな要素が
いろんな係数と指数で関与し
ある方程式を構成している。

物理現象を探るとき
探さねばならぬのは
要素は何種類あるのか?(項の数)
係数はどれくらいの大きさか?(影響の強さ)
指数はどんなタイプか?(次数、指数、対数)

現場の生産技術としては
正確に求めるのは無理にしても
せめて項数と強度の把握は
管理のために必要です。

今年の天候により
新たな項が明確になり
その強度が侮れぬ大きさで
しかも通常のすぐ近くに潜んでいた
というのが分かったわけです。

新たな項・・・

玉、ベッド、雰囲気
それに加えて
外縁と樹。
さらにはミネラル成分。

特に外縁の正負逆転や
樹の指数的負荷
ミネラル成分の拮抗強度など
温度によって大きく変化して
その交点がどうやら
35℃辺りにあるのじゃないか?

そう思える分析結果でした。

いま生育中の「秋メロン」にて
立てた仮定を検証中です。
何をどこまで動かせば
反応し始めるのか?

「夏メロン」の途中から感づき始め
「秋メロン」で確信して
それぞれの応急処置を総合して
緊急対策を始めてます。

もうすでに症状が出てしまったので
動物とは違い植物の場合は
自然治癒で元には戻せないけれど
事態の進行を抑えることは
Reバランスで可能です。

なんとか間に合ってくれ!
なんとか当たってくれ!

そう念じながらの
新たな課題です。











「雨、驟雨、雷雨、時雨」



超高温
それは激しい対流も
巻き起こすということ。

高温多湿な空気
熱せられる地表
落ち着かない上空の風

ほんの小さな揺らめきから
上下層大気の入れ替わりが
始まります。

垂直方向の熱的アンバランス
それを直そうとする物理現象

飽和した大気は過飽和になり
振り絞られた水分は再び
上昇気流に巻き込まれ
数回それを繰り返した後
抱え切れなくなった質量が
重力により雲内部を一気に崩落

驟雨、雷雨
強い風と共に足早に押し寄せ
ひとしきり蹂躙したら
すーっと消えていきます。

そんな時
畑はてんてこ舞い。

空襲警報発令の飛行機整備員は
こんな感じなのだろうか?
大事な飛行機を
突然襲う敵襲から守るべく
ギリギリまで庇おうとする
本能的に。

ハウスや
トンネルの開け閉め
狭い畑と言っても
長辺100mを何往復も
走り回らねばなりません。

やっと軽トラに退避しても
すでに私たちは
身に着けてる者すべて
びしょびしょです。

まあ、もともと
走り回って噴き出した
大量の汗で
びしょ濡れのもとが
汗なのか雨なのかは
もう区別がつかないのでありますが。

夫婦といっても
いつも仲が良いわけではなく
むしろ現場では
相棒半分、ライバル半分
そんな関係です。

でも雨の襲来に走り回った後
軽トラでエアコンに晒して
ほとぼりを冷ましてるとき
なんか無性に
笑えるんですよね。

お互いに見合って
なんだあ?お前の顔!
びしょびしょじゃねえか!
ガハハハwww
ってね。

そんな時に思うんですが
雨に濡れるのも
まんざら悪くないもんだなって。

超高温で学んだ
新たな課題

驟雨、雷雨は
絆を改めるいいチャンス
だってね。

















「『メルヘンかぼちゃ』の高温障害」



我が家の かぼちゃ
6月に入ってすぐ植えて
7月後半から順次
花が咲き始めます。

かぼちゃの花は
1回限りではなく
7〜8mのツルに3〜4個の花が
開花を繰り返します。

そのうち約半分が
実として生き残り
ゴールまで走ることができます。

メロンは人為的に
花の半分を間引きし
さらに実の半分も
間引きしますが
かぼちゃは自己調整に任せており
それでも結果的に
生存率50%の戦いとして
本能が認知してるようです。

今年のように超高温になると
その生存率が
落ちます。

極端な大雨だと
着果後に水分過剰で
落果してしまうのですが
こうした超高温だと
開花数は増えて良いのですけど
花が咲きすぎて
樹の体力を上回ってしまい
かぼちゃ自身が振るいを掛ける様に
実を次々と落としています。

またせっかく付けた実も
果実温度が過熱して
生理範囲を超えて
いわゆる「焼けて」しまい
途中で腐ってしまいます。

これは
定植時期の操作で
ある程度は対応できますが
最も効果的なのは
葉の茂りを良くして
地表温度を出来るだけ上げないように
仕向けるんです。

あと
畑作りの際に
地中深くまで起こして
少しでも湿った層に根を届かせて
干ばつや高温の影響を
緩和すること。

そうやって
かぼちゃの過熱を
少しでも緩和して
生存確率を稼いでやる。

パッシブセーフティであるけれど
農業生産は典型的な確率論
信頼性管理の世界なので
ベース環境をどこまで仕込めるかで
秋の表情が変わります。

今年の超高温
これまでの畑の仕込みが
いくらか功を奏して
最悪事態とはなっていません。
ほぼ順調な推移。

過熱と大水への抵抗力
それが上手く機能すれば
むしろ果実成熟は
温度や水で有利に働き
豊作につなげられます。

これからの管理主眼は
いかに葉っぱを大事に出来るか!

葉っぱがちゃんとしていれば
地面の状態は
安定度を増しますから。

葉っぱを守ることは
地面を守ること。
そしてつまり
果実を守ること
です。

これから秋に向けての管理
時はからずも台風の襲来
病気やネズミ
対策を続けます。













「電動工具は 『マキタ』!」



今年のアスパラ畑
いやあ、硬かった!

杭が刺さらない!

アスパラの体力回復のため
夏から秋は茎葉を茂らせ
太陽エネルギーをたらふく蓄えさせる。
そういう養生作業があるのですが

アスパラの樹は
頭でっかちなうえに
根元が細くて
自立能力が低いんです。

だから
倒伏防止のために
テープと杭で支えて
茎葉を保護するんですが

この杭打ちが
けっこう体力を要する作業でして。

およそ25cm
地中に打ち込まねば
杭として機能できないのですけど
株元は耕起しない作物ですから
定植14年にもなりますと
もうカッチカチに締まっておりまして
2kg近い重量級のハンマーで
貫徹させることになってました。

がしかし
400本近い杭を
今年のように硬い盤に打ち込むと
私の右肩が
悲鳴を上げ始めます。
さらに杭自身も
打込み撃力に耐えかねて
途中で座屈してしまうトラブルも。

前書きが長くなりましたが
そんなこんなで
少々高い機材を
思い切って導入しました。

盤に穴をあけて
杭の打込み負担を軽減。
作業負荷と杭損耗の解消
一挙両得を狙います。

効果は劇的!

ドリルで開けた下穴に
杭は程よい手応えで捕まり
ハンマーで軽くたたけば
スルスルと底付きまで一気に。

素晴らしい機材を
手に入れました。
ほんと、こんなに素晴らしいのなら
もっと早くに導入しても良かった。
(いや収支がそれを許さんかったけど)

さて
ここからが話の本題。

この電動工具を選定するにあたり
メジャー2社に問合せをして
回答を得たんです。

機材本体の性能のみならず
社風をも念頭に選定したと。
だって
何かトラブルがあった時
頼りになるのは社風
会社の体質ですから。

無名のしがない事業主相手に
どんな対応をするのか
見定めておきました。

その結果
メーカーは 「マキタ」。

対応が全く違った。

ライバル社は
こちらの細かい条件提示に対して
「それに該当する機種はありません」
で終わり。

一方 「マキタ」
まったく同じ文面の問合せに対して
「適切な機種はこちらになります。」
「条件によってはこれも選択肢です。」
「もし可能ならこれを選ぶと完璧です。」
のようにオプションを含めた
具体的な提示がありました。

マキタは海外でも定評があり
冬の仕事で出会うガイジンたちも
マキタの電動工具に
絶対の信頼を寄せてます。
スキー場での電動工具の需要
じつは大きいんですよね
ゲレンデへのポールの打込みで。

ライバル社は
スペックにこだわった競争を
マキタに仕掛けていますけど
他の工具類にも言えるんですが
そのライバル社製品
壊れると修理が厄介なんですよね。

とにかく
硬直した守りの対応。
ビッグネームに甘えた
エラそうな対応なんです。

同じ投資をするなら
気持ちよい付き合いを
安心して長く保ちたい。
これ、当然の商品価値。

工具のコの字も知らぬ
触ったこともない代理店を介して
緩慢で横柄な対応に気を割くより
現場と密接な営業のもと
自ら工具を使い理解した
能動的な会社を選ぶのに
何の躊躇もありませんよね?

信頼と安心の
「マキタ」

スペックと頑丈さの
ライバル社

だけど工具は
即時即応できなければ
高価なガラクタです。

それをわかってる会社
わかってない会社
考えておくべき価値観と
私は信じます。














「夏の防除大作戦?」



夏の作業に
大きな割合を占めるのが
防除。

水も温度もたっぷりあるから
生きとし生けるもの
すべてが旺盛に活動します。

草、虫、カビ、細菌

みんな無遠慮に
我の利益のみにおいて
無制御に活動します。

その中での
栽培活動。

優性遺伝を重ねて
品種改良された種を
最後まで育て
終わらせてあげる仕事。

当然、野生との戦いには
虚弱な作物たちです。
守るのは、栽培者。
野生との関わりを
緩衝してあげます。

草の抑制
虫除けと殺虫
除菌と殺菌
そして被害拡大防止

作物の体力と相談しながら
効率よい関与を
続けます。

余談ですが
「農薬で真っ白!」
なんて印象情報が流布されますが
あの、白いの
おクスリじゃありませんからね。

薬剤を付着させている
母材の粘土粒子とか
水滴結粒を防止する界面活性剤
洗剤の母材みたいなもの。
そうした母材の乾燥したものです。

そもそも農薬って
畑の環境においては
ppmレベルの極薄。

積極的管理というよりも
環境バランスのシフト程度にしか
作用していません。

この点
現実を正しく理解する知識として
持たれるべきと思います。

我が家の防除機械
特にトラクター装着の大型?機は
年代物の中古機です。
使うためには毎年
整備が必要です。

すべてを外注すると
新たな一台を買える金額になりますから
まずは自分でバラして
不具合個所を絞り込み
部品として注文しています。

単品バラの時もあれば
サブAssyの時もある。
工場にユニットとして持ち込んで
善後策を相談する時も。

これまでのキャリアが
少し活かされる場面ですが
その分、私の時間が食われてますから
これから先
費用対効果として考えた場合
バランス点を少しずらした方が
良いのかもしれません。

私たちの経営も
そろそろそういう時期に
入ってるんですね。

なんでもかんでも自力で
から
頼めるものは他力で
へのシフト。

経営の成長とは
こういうことなのでしょうね。

賢い費用、投資
それを見極められてこその
経営者です。












「『早生メロン』 が伝え始めた高温障害」



早生メロン
3ロット

第1・第2ロットは
勝ちパターンに則り
対計画比85%で
まずまず仕上がりました。

これでいいのかな?
と安気しかけた第3ロット

そこから
高温障害の暗雲が
現れてきました。

メロンがそれを
伝え始めました。

玉肥大が
途中で止まるんです。
おや?!
と思うんですが
それが有意差なのか
たまたまなのか
突然のことだから
見分けがつきません。

そうこうするうちに
日数だけが過ぎていき
節目の日数を迎えて
ようやく事態の危うさに
目覚めるという。

過ぎた日数は
取り返すことができないし
なにより
その時に必要な処置は
その時でしか効果ない。

大人になってからミルクを与えても
しょうがないのと同じ。
大人になってから可愛がっても
いじけた人格は治らないのと同じ。

さて困った!

小さくまとまろうとする玉に
栽培者は何ができるのだろうか?

土壌水分の設定し直し
追加肥料の補充
転流の促進
日数の延長
老化防止

分析と仮説に従い
過ぎ去った日々を取り返すべく
いとつひとつ方策を立て
実行に移す。

決して短気を起こさず
残る日々を1.5倍に伸ばすべく
成長速度を減速して
根気強く最後まで
そう収穫日の朝まで
根気強くやり直す。

稼ぎ出した時間で
もう一度命を吹き込み
やる気を目覚めさせ
がんばれ!済まなかった!
と声をかけ続ける。

そうして出来た
早生メロン第3ロット

ラスト5日間の追い上げは
もの凄かった!
私たちが逆に励まされるように
ラストスパートが目覚ましかった。

グイ、グイ、グイ
と毎朝見るたびに
風景が変わっていった。

こいつ等、すげぇ!
と思わず唸りました。

私たちは作物を
「小柴ふあーむ のこども達」
と呼んでいますが
これは決して
「我が子」などという
エゴむき出しの感性とは
違います。

作物を別人格として
独立した生命として
尊重しています。
我が子として支配しようというのは
むしろあり得ない
忌み嫌う感性であります。

「小柴ふあーむ のこども達」
作物は
畑に育つ こども達
「子供たち」ではなくて
「こども達」なのですね。

今般の高温障害を教えてくれた
早生メロン第3ロット

まさに
栽培者たる私たちに
見逃しかけていた現象を
声なき声で
身を以て知らしめてくれた
大切な こども達 となりました。

そして、もうひとつ
大事を思い出させてくれたのが
「最後まであきらめない。」
という単純ながら
難しい在り方。

心掛けとかいう
イージーなものではありません。
人としての 在り方です。

「最後まであきらめない。」
をこの身を以て具現化する。
作物はそれに応えます。
ごくごく単純に
やった事に対してのみ
やった事相応に反応します。
残酷なまでに正直に。

生理現象を見逃していたこと
気付いてやり直したこと
最後まであきらめなかったこと

すべて
私たちの在り方
それまでの話。

この子たちは
大事なことを
今一度教えてくれました。

そして
最後までよく頑張ってくれました。

「お前たち、よく頑張った」
久しぶりに
この言葉が重くなりました。















「最後まで気を抜けなかった『超熟』」



我が家の 「夏メロン」
2グレードで構成しております。

「完熟」 「超熟」
小柴ならではの選別眼で
お届けしております。

特に「超熟」
これは完全予約制ならではの
お届け方です。

本来なら
完熟レベルで収穫し
御提供するものですが
そこで踏みとどまり
さらに数日獲り残します。

栽培者的には
リスクを伴う収穫方法。
されど、その数日の違いで
通常の甘いだけのメロンとは違う
深いコクとまろやかさが
浮かび上がります。

しかし、ここでも
早生メロンに出た高温障害が
現れてしまいました。
生育途中から
玉肥大が滞りました。

早生メロンよりも
早い目に気付いたとはいえ
やはり適期は過ぎつつあり
緊急の処置を
手探りで追加して。

「夏メロン」は
早生メロンとは品種が異なり
生育の性格も違います。
各ステージの表情も違い
生育の速度曲線も異なります。

果たして間に合うのか?!

結果的には
玉、それぞれの力次第
でした。

緊急対応に
反応する株もあれば
応えきれなかった株もあり。

総じてみんな
応えようとしてくれたのは
嬉しかった。
ただ性格を決める時期に
見逃しがあったので
そこがどうしても悔やまれる。

もっと正確に言えば
見逃しはなかった。
気付いて処置を始めてはいた。
でも手加減が
足りなかった。

メロン的には
もっと押して欲しかったに違いない。
もっと信じて強気になって欲しかったに
違いない。

収穫間際
日数を余計に稼いで
頑張らせているころ
ハウスのこの子たちから
そんな声が沸き上がってた。
大丈夫だよお!
もっとやってくれよお!
とね。

来年は
同じ轍は踏まないさ。
君たちの力を信じて
もう少し強く押してあげる。
いまの基礎体力なら
それが可能になるね。

以前なら
ストレスに耐えきれずダウンしていたのに
いまでは平気な顔で受け止めてる。
その力を侮ってはいけなかった。

君たちの声はシカと受け取ったから。
来年、もし同じような症状が出たなら
こちらももっと強気に
攻めさせてもらうよ。
その時はまた
踏ん張っておくれよ。

最後の追い込みをしながら
過ぎてしまった工程を反省し
来年への
いや秋メロンへの反映を
誓いました。














「キミたち、さあ旅立ってくれ」



最後まで気を揉んだ
「夏メロン」

やはりお客様から頂いている信用は
仕事のレベルを上げてくれます。

緊張、集中、忍耐
決して妥協を許さぬ
自制と自戒の日々

半年も前から
私たちを信用して
お代を預けてくれるお客様がいるから
私たちは
プロであり続けられます。

収穫の朝

現場で試食する代表の表情が
これまでのプレッシャーと
耐え抜いた解放感と
お届けできる安堵感を
物語っています。

取り上げられた こども達
きれいに顔を拭かれて
ずらり台上に居並ぶ様は
壮観そのものです。

こども達同士が
まるでマラソンを走り終えた
五輪アスリートが如く
互いの健闘を称えあい
誇りあい 労いあって
いるようです。

私たちには
聞こえます
この子らの声が。

代表の前掛けも
お腹のあたりが集中的に
汚れるんですが
それもそのはず
ひと玉ひと玉
顔を拭いてやるときに
お腹に抱えて
両手で拭うからなんですね。

その様はまるで
赤ちゃんの沐浴が如く。
きつい作業を根気強く
こども達に声を掛けながらこなした
代表ならではの
ごくごく自然な
動作であり 所作であり。
内面から滲み出る
栽培者としての有り様だと思います。

みんなきれいになって
晴れ晴れとした顔で
素敵な衣装と箱に身を包み
日本全国で待ち焦がれていたお客様のもとへ
旅立ちます。

そして
ここでまた 改めて
こども達に呟くのです。

「お前たち、よく頑張った、ありがとう」
とね・・・










「そして、きょうも続く」



夏メロンでの
お客様への責任を果たし
ほっと一息つくのも束の間

きょうもまた
「秋メロン」の手入れと
「晩生メロン」の面倒を見る
代表と 私です。

夏メロンを受け取られた
お客様方の反応を気にかけながら
私たちの御盆は
こうして過ぎていきます。

日本全国
世界津々浦々
よい御盆でありますように・・・









今月も どうも
ありがとうございました。










北海道 小柴ふあーむ

「農業は 人生を賭ける 価値がある」
Nisekoから世界へ! 季節を耕す物語



超高温
新たな課題を知らしめる
の物語













小柴ふあーむ のこども達

選果場などで
他生産者の作品と見比べると
こじんまりしてるなあ
と感じます。

ダイナミックさが無いというか
小さくまとまってる感じですね。

学校などで例えるなら
少なくとも活発な子じゃないし
わんぱく、やんちゃ系では
ありませんね。

品が良いというか
卒がないというか
行儀は良いけど
か弱く生真面目な
そんな印象を受けます。







端的に言うと
北海道的な作品ではない。

その件
自分らでも分かっております。

ただし
分かっててやっている
という側面もございます。






北海道らしくない仕上がり

おそらく
モノづくりの基礎を
静岡とか海外とか
ほかの土地で養ったからじゃないか
そう思っております。

手前味噌で弁明させていただくと
虚栄心が無い
というのが大きいかもしれません。

何に表れるかというと
数値にこだわらない作り方。

例えば、生産量。
玉の大きさとか
出荷箱数とか
収益金額とか
人と比べて大きい小さい

見栄を張らない
虚勢を張らない
自慢しない
威張らない
見せびらかさない
目立たない

そんなモノづくりの基礎が
生き方にも落とし込まれて
生産や経営そのものに
表れているのじゃないか
と思います。

何年かごとに
誰とはなく言われますが
「つまらない男だねぇ」
という在り方

それが
小柴ふあーむ のこども達にも
如実に表れてると思います。







なぜそうなったか?

モノづくりの本場で
若き感性を磨いた私
そこで教えられたのは
「見る人が見れば分かる」
「だからそんなに目立つな」
「お前の仕事はモノで表現することだ」
ということ。

徹底的に叩き込まれたと思います。

競う相手は周りじゃない。
昨日の自分であり
いまの手元であり。

その場その場の動きに
細心の気持ちが入ってるか
その積み重ねだろう、と。

派手に目立つとか
人を圧倒するとか
際物を狙うとか

そういう自己顕示は
一時の珍品で終わる。
縁故でもてはやされても
一回限りだし
本物のユーザーは
騙せない。

そういう思考回路を
教え込まれたと思います。

要は
くだらない自己顕示で
マウントをとるな、と。
みっともないぞ、と。

モノの前に
お前が出しゃばると
邪魔なんだよ、と。







目標は高く掲げるべき。

しかし、その前に
自己ベストの積み重ねが
もっとも重要である。

モノは正直で
生産者の気持ちは
モノを通してユーザーに
必ず伝わっていく。

妙なこだわりとか
そんな押しつけがましい
無意味な儀式の価値づけでなく
基礎大切にした基盤作りと
合理的な取捨選択と
必要なものへの執念と

モノつくりとは
人目を気にしたカッコつけとは程遠い
あくまで内面的追及の
表れである。

それが
選果場でずらり並ぶ他者品に対し
心なしかこじんまりとしてる
小柴ふあーむ のこども達 の
背景なのだろうと思います。







でも私たちは
そうした内面的研鑽が
好きでやってます。

強がりではなくて
他者との比較に明け暮れるより
自分自身に集中する姿勢が
在り方が 人生が
好きでやっています。

それが許される農業を選んで
とても良かったと思っています。

数字は取れないけれど
中身の豊かさは
個別に御付合い頂いてるお客様が
よく御存知でいらっしゃる。
私たちに付いてくれてるお客様が
寄せてくれる御代が
私たちへの評価そのものである。

それがゼロ円でない限り
それが年々伸びていく限り
私たちの充実は深まっている。

縁もゆかりも基盤も
まったく何も無いところから始めて
積み上げてきた信用が
私たちの存在価値である。

数字やカッコを追い求める
虚栄心や自己顕示では
こういう状態は得られなかった。
それは
お客様の声にも見事に表れている。

充実した顔で旅立つ
こども達を眺めるとき
ブレてはいけないぞ!
と呟く自分らが
そこに居ます。







お前が騒がなくとも
モノがお前を語ってくれる。
仕事を見れば
分かる人には分かる。
だから
今の自分に集中しろ。

若いころ教えられた道が
仕事を変えても
世界を変えても
モノを変えても
真髄として生きています。

今年
前例のない超高温に
見舞われました。

それへの適応力は
こども達が教えてくれました。

察知力や修正力も
こども達が身を以て
示してくれました。

それを見逃さず
きちんと定着させて
同じ轍は絶対に踏まない。

そういう自分に対する執念が
やはりモノづくりの基本なんだな
と再認識した今年の夏でした。







新たな課題
自然環境にも 自分にも
奢ることなく ひけらかすことなく
己の敵は昨日の自分
それを肝に銘じて
今日からの生産活動に
勤しみます。
ブレずに・・・


今月はこのような観点で
一筆まとめてみました。



今月もどうもありがとうございました。














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次回報告は
秋メロンの
収穫・発送の真っ最中ですね。

秋仕事に
再び忙しくしていることでしょう。

メルヘンかぼちゃの収穫も
良い報告が出来るように
作業を継続してまいります。

どちらさまも
夏の疲れに体調崩されませんよう
御身体お気をつけて
がんばってくださいませ。










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