’18年 8月 北海道は   いずれ滅びる?物語






9月 立秋
御彼岸の候

皆様におかれましては
如何お過ごしでしょうか?

こんにちは
Mrs.&Mr.小柴は
今月も無事に
働いています。







この一ヶ月
色々なことがありましたね。

特に9月に入ってからの2週間
時間の感覚が飛んでしまう
怒涛の状況に置かれてました。







9月5日(水) 未明

猛烈な台風21号が通過し
道内各所で暴風雨が荒れ狂い
瞬間最大風速の記録を
書き変えていきました。

ほんの6時間余りの
出来事でした。







畑の被害も見た目は軽くて
ホッとしたのも束の間

翌 9月6日(木) 未明

北海道 胆振東部地震 が発生し
震源地域の大規模な被害に加えて
全道大停電事故が
起こってしまいました。

生活の影響よりも
畑の動力が失われ
被害にこそならなかったものの
栽培管理に看過できない支障を
見せつけられました。







畜産農家の窮状は
すでに大きく報道されてますが
私たち 施設栽培農家だって
時期がちょっと異なれば
生死を分ける大災害になりました。







幸いにも
今こうして生産活動を
維持できています。

北海道電力とその関係者が
夜を日に継いで
復旧作業に挑んでくれた
おかげです。


台風から地震
そして大停電へ

それらを通して浮かび上がった
私たちの北海道が抱える危機を軸に
今月はお伝えしようと思います。


最後までごゆっくりと
ご覧ください。








「農業は 人生を賭ける 価値がある」





<経営理念>
「農業は 人生を賭ける 価値がある」
Nisekoから世界へ! 季節を耕す物語



北海道 小柴ふあーむ
公式ホームページ



今年の秋メロン
台風明けの9月8日から
収穫・発送となりました。







あの強烈な暴風雨に耐えた
秋メロン兄弟

「兄」は既に獲り終えて
9月17日から
「弟」が世に出ていきます。

今その最終熟成中です。







6月の集中豪雨で
着果に苦労した
秋メロン兄弟

いま試練の旅路を終えて
終着を迎えようとしています。

より多くの皆様に
深いコクと旨みの 秋メロンを
味わっていただきたいと思います。

この折にぜひ
お試しくださいませ。






さて
今年のお約束は
次の三つでした。

1.アスパラの「日持ち強化」
2.メロンの「成熟度増強」
3.かぼちゃの「新じゃが増量」

1.のアスパラ
2.のメロン
この二つはきちんと
作り込めました。

メロンは成熟度向上は
今年新たに創意工夫した
いくつかの新技術とともに
その成果を実感しています。

その点においては
お客様にも御満足頂けたと
確信しております。

余談でありますが
我が家の今年のメロンを
ネットで見た同業者からも
「今年のお宅、すごいねっ!」
と褒めていただけて
ひっそりと喜びを
噛みしめておりました。







小柴ふあーむのこども達は
日々を忙しく送られる方に
季節の節目を気付かせてくれる
北海道ニセコからのお届け物として
年々評価が定着しつつあります。

北海道とつながった
あなただけの季節感を
北海道 小柴ふあーむ が
お届けします。

待ってワクワク
届いてニッコリ
食べてジンワリ

大切な方と分け合って
嬉しさ倍増の春夏秋冬
いまから始まる今年一年の
「季節を耕す物語」です。


去年見逃したあなたにも
安定かつ充実のラインナップで
代表とともに
お待ち申しております。

今年こそは ぜひ!
お試しくださいませ














〜勇気ある生き様〜
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各種SNSで
最新情報を現場から
随時アップ中!

臨場感タップリに
「季節を耕す物語」 を
リアルタイムで
提供しています。

天気のめまぐるしい変化
日々作業の進み具合
目を見張る作物たちの成長
そして
私たちの 喜怒哀楽

ネットであなたがご覧になる風景は
同じ時に私たちが現場で見ていた風景
リアルタイムのアップで
お互いの季節を共有しましょう。

本当にお届けしたいものが
ここに詰まっています。

「季節を耕す」とは
どういうものか?

小柴さんちは今日
なにをしてたのかな?

北海道は、ニセコは今日
どんな天気だったのかな?

生産者でしか気付けない視点
地元ならではの臨場感を
皆さんにもお分けしたく
毎晩更新しています。

ニセコの今を
どうぞチェックしてみてください。











今月のテーマ
北海道は
いつか滅びる?物語



あらためまして
今月のテーマ

北海道の危機について。







北海道 胆振東部地震と
それをきっかけに起こった
全道大停電事故。

地震から24時間
津軽海峡から北の電源が
すべて失われました。

その完全復旧には
およそ1週間を要しましたが
この広大なエリアを
1週間で取り返したことは
むしろ超グッジョブ!と
思わざるを得ません。







でも全道停電に至った
技術的要因についてや
それを取り囲む政治的背景は
なぜか知りませんが
北海道はもとより
日本のメディアは
一切触れてません。

経済産業省や北海道電力が
具体的メカニズムを公表してる
にもかかわらず、です。







おそらく
今回の事故が
北海道民 550万人を
人質に取られた
一大キャンペーンの結末と
気づいてる人は少ないと思われ
日本のメディアもそれを
知っているのに知られないように
忖度している。

あの停電を一次産業として経験し
それが何を掲示しているのかを
気付いてしまった気がしております。







今月は
ちょっとリスキーな切り口ですが
でも今こうしていられるのも
たまたまであり
単なる幸運の産物であると痛感し
一次産業従事者としての考えを
少しでもお伝えできればと思います。











今月のフラッシュ






 


'18年 8月 「北海道は いずれ滅びる?物語」
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全300枚  All rights reserved @北海道 小柴ふあーむ









今月のあれこれ










「天候不順 再び」

今年のお盆は
またもや不順な天気に
見舞われました。

ことしは偏西風の通り道が
本当に不安定です。

真夏のクソ暑い空気の中に
冷たい空気を抱えた渦が
グイッとえぐるように
挿しこんできます。

結果、ご覧のように
極端な変化が急速に表れる。

仕事が忙しくなるの
まぁ仕方が無いとしても
作物たちが環境変化に
追従しきれないことがある。
もしくは
過重に体力を消耗し
成熟期に弱ってしまうとか。

そういう命の起承転結も
自分たちとだいぶシンクロしてきた。
次は何が来るか
いずれどうなるか
だから今どうすべきか
そんな事が肌身と
シンクロしてきました。

この天候不順も
なんとか影響少なく
対応できたかな?と
思います。










「秋は早い?」

去年も お盆明けとともに
秋がやってきました。
そして
その秋到来への対応が遅れて
去年の遅生メロンは
半ば失敗作となりました。

さて、今年はどうか?
もうオオハンゴンソウが
咲いてきたよ?
涼しくなるよ?

やはり、同じく
お盆とともに
一旦、気温は急降下
着果したてのメロンに
有り難くない環境となりました。

しかし同じ轍は踏まないのが
小柴ふあーむ の掟。
きちんと支度して
待ち構えておりましたよ。

翌朝の気温を常にチェックしてて
基準値を下回りそうな時は
迷わず内トンネルを
使います。

そう、お布団を掛けてあげます。

これ、掛けるのも
翌朝にはぐるのも
けっこう面倒な手間です。

ただやるだけならまだしも
メロンの生育に必要な条件を考えれば
樹全体にふわりと被せるのも
樹に影を作らぬよう縛るのも
毎朝毎夕のことなれば
気持ちが無いと出来ません。

私たちの身体は
これまでの痛い目を
覚えています。

仕方ない、やるか!

スイッチが入れば
後は何とか

この子たちの人生を
良きものとすべく
最後は笑顔で送り出せるべく
細かい管理作業を
積み重ねています。











「ネズミとの戦い」

畑は
ジェリーの巣窟です。

昨年は、メルヘンかぼちゃの
1/3を食べられました。

でも食べると言っても
完食じゃないんです。
歯形を付けていくだけの
イタズラというのか
歯を研ぐように
かぼちゃに傷を付けていくんです。

生産量の1/3を言い替えますと
重さにして 約1トン超
玉数にして 約600玉超

これだけの かぼちゃが
死屍累々と畑に
置き去りにされます。

さらに昨冬は
久しぶりの厳冬。
雪も寒さも強烈でした。
つまり
ネズミたちは早くから
食料とともに巣穴にこもり
増殖しながら春を迎えてます。

あのダメージは
もう嫌です。

せっかくの こども達を
無駄に捨てるなど
嫌です。

今年は強硬策に
打って出ます。
ネズミの通り道や 玉の周りに
お薬を配列して
取締りを強化しました。

ただし敵もさる者
取締り網を強硬突破して
逃亡するんです。

お薬も3回撒いて
それで少し食いが減ったような。
まったくどれ程いるのでしょうか?

取締り効果は
実際に収穫に入ってみないと
分かりません。
開けてビックリ玉手箱です。
いや、ビックリしちゃいけないんですがw

今年の畑は
夏メロン、秋メロン
メルヘンかぼちゃ
とにかくネズミの影に
怯え続けてます。
心なしかヘビも多いし
しかも大型化してる。
食物連鎖から言うと
自然の摂理ですかね。

秋本格化
奴らも越冬準備を
本格化させるでしょう。
畑への出入りも本格化です。
みんな冬への恐怖を感じつつ
この2ヶ月を生き急ぎ始めます。

メルヘンかぼちゃ収穫まで
あと10日ほど
なんとか取締り網が
奏功していて欲しいと
祈るばかりです。














「今年最後のメロン着果」

お盆の天候不順の中
代表の身体を張った作業により
トリと大トリを務める
遅生メロン達が
花を咲かせ 受粉
着果していました。

ミツバチたちも
久しぶりのメロンの味に
喜び勇んで群がって
アッという間の受粉でした。

樹の管理
花の管理
巣箱の管理

二つの生命をマッチングさせる
気を遣う作業ですが
だから余計に
命の神秘を実感します。

幾度も申してますが
生態系の頂点に立つ
哺乳類の人間様とて
生命継承のメカニズムは
植物と変わりません。

この子たちの営みを
お膳立てしながら
古からの不変を
改めて教えてもらいます。
















「メロン畑のズッキーニ」

メロンを収穫したハウスでは
間髪入れずに
次の作物の支度が
始まります。

メロンを獲り終わった後も
畑にはまだ
吸い残しの肥料が残っていて
メロンよりも負荷の軽い作物なら
ほんのちょっとの手間で
美味しい野菜が育ちます。

なにせ
メロン用の高品質な肥料を含んだ
フカフカの畑ですからね。

もう6年になりますか
ズッキーニを試作し始めてから。
それがどうやら
本格生産レベルに
到達したようなんです。

市場の値段も安定してきて
少しずつ覚えてもらってきた感
あります。

メロン畑のズッキーニ
近所の宿泊施設からも
味が濃いと評判です。

興味ある方は
是非ご連絡ください。











「アスパラの遅れ」

今年のアスパラ手入れは
難儀しております。
ことの発端は
アノ6月の集中豪雨。

畑に入れない期間が長すぎて
そうこうしてるうちに
機械を入れられなくなっちゃった。

下草刈りはしたけれど
下枝は払えてないし
畝間も穴ぼこだらけ。

そりゃそうだよね
溝切った途端に
あの青雨だったから

でも来年に繋げようと
懸命の手入れを施してます。

とにかく
乱れた隊列を
整然とさせねば。
細かい作業はそれ以降の話です。

少しずつ押しのけて
テープで括り 位置を決めて
藪の中での作業は
根気と精度が求められます。

来春の手入れが大変そうだ。

元気な株を育てるということは
ちょっとでもタイミングを逃してしまうと
暴れる原因にもなってしまう。
まさに子育てと同じ。
伸ばす時、教える時
タイミングが大事ですね。











「アスパラの遅れ(2)」

突入を躊躇していると
自体はどんどん悪化の一途です。

せっかく杭を打って
テープで仕分けしたのだから
間髪入れずに防除です。

下枝を払ってないと
風通りが悪くて
作物の一番の弱点である株元が
高湿度の雰囲気におかれ続け
病気の元であるカビが発生します。

アスパラの生育ステージと照合すると
これからの下枝払いは
必ずしも得策とは言えず
このままの形態を残す可能性が
高いのが現状。

とりあえず
その方向を前提に
これからの方針を決めました。

まず最初に
有機硫黄系殺菌剤で樹をコーティングして
外界との遮断をします。
それにより
罹患部からの菌拡散を封じ込め
周囲からの菌付着を防御します。

これでまず様子を見て
時間を稼ぐ。
もしこの防御を突破されたら
次回は
浸透移行性殺菌剤を樹に沁み込ませ
患部増殖と外部感染菌を
制圧する。

この二段構えで
株元の罹患を防ぎます。

ちなみに
有機硫黄系は
アンモニアやイオウが含まれる薬。
浸透移行性は
自然界の抗カビ物質を工業化した薬。
人間の英知と努力がもたらした
農業を助ける材料です。

私たち農業者は
防除したての畑を見ると
清々しい気持ちになります。

そこから動けない作物たちを
お風呂に入れてあげたような
湯上りのすっきりさっぱり
そんな清潔感を感じます。
これで10日くらいは
安心して置いておけるね、と。









「氏神」

私はおおよそ
宗教というものと
距離を置いてます。

また同様に
セミナーや スクールみたいなもの
あるいは
一人の主宰や 一つの教義みたいなもの
おおよそ
カリスマとか アイドルとかとは
距離を置いてます。

人間が人間に向けて作った
ある一つの教えとか
それに連なる熱狂集団とか
私の生き方には合いません。

なぜかと言えば
そこまで弱ってはいないから。
群れて現実から目を逸らすほど
なにかを崇め縋り委ねるほど
そこまで弱ってはいないから。

いや言い方を変えると
そこまで弱りたくないから。

だって
私は私。
なにかに縋っても
だれかと群れても
結局、自分を見失うことが
多いと感じるから。

もし関わるとしても
マンツーマンの相談・指導
そう、個別案件として
扱える人と
限定したお付き合いでしょう。
私は私だから。

されど
神道については
ちょっと異なる見方をしています。

これは一次産業に従事してから
時間を掛けて
頭が柔らかくなってきました。

なにも神道信者では
ありません。
神道の概念に
共感できる部分があるということ。

おそらく
神道だけなのではないかな?
偶像崇拝でない宗教は。
そう、偶像が無い。
教祖が無い。
教えが無い。
だから受け入れられるのかも。

祖霊信仰や
自然神信仰だから
人間が無理に作った
押しつけがましさが無い。

農業をやっていて
日々の現実は
物理的科学的な技術作業です。

でもどうしても
それだけでは説明のつかない
見えざる手によって
限界を操られているとも
感じています。

そもそも科学技術は
日進月歩 日々変化
自然現象に挑むという意味で
つねに後追いのものですから
自然の物理現象を超えることは
無いわけでして。

世の中
いくら進歩して行っても
自然には敵わないわけです。
自然と科学のこの関係は
逆転することはありません。

となれば
世の中の絶対存在は
自然でありまして
たとえば祖先も土に還れば
自然に組み込まれるという意味で
やはり自然が
この世の絶対存在なんですよね。

小柴ふあーむ は
折に触れて
神社に詣でてます。

一年の始まり
種蒔きのとき
天災のとき
収穫のとき
店じまいのとき

畑の安泰と
家族の安全と
豊かな実りと

詣でてるとき
いくつかの所作を通じて
自然との関わりを
意識し直すことが出来ます。

世の中のマナーは
あまねく同じだと思いますが
作法や所作を用いることで
自己確認とか自己対話が
なされるんですね。
そしてすなわち
自分に関わる人や環境への
意識確認になるんです。

私たちが詣でるのは
いつもそうです。

自己確認であり
自己対話であり。
頭を垂れてる時の自分自身を
もう一人の自分が確かめている。
そうやって
自分の本気度とか純粋度とか
雑味を省いた芯を
見つめ直してるんです。

冬にガイジンと話していても
こうした神道の概念は
日本独特なようです。
あるいは各国でも
一次産業従事者の
特権みたいなもののようです。

みんな
自然への畏怖と敬意を忘れず
恵みに感謝しながら生きています。
図らずも災害に見舞われると
自然神や祖霊を崇めた過程は
想像に難くありませんよね。

地域の祠に幟が立つとき
あと2ヶ月余りの農業に
どうか災難がありませんようにと
誓う私たちの姿を
もう一人の私たちが
眺めています。























「観測史上最強 台風21号」

夏の最大瞬間風速の記録を
塗り替えました。

25m/s超

隣町では40m/s超を記録したとか?
北海道で、ですよ!

大きな山があるニセコ地域は
山塊との位置関係で
様々な風が沸き起こります。
だから必ずしも
アメダスが代表値とも
言えないんです。

今般の台風
体感では少なくとも30m/s級。
窓ガラスが破れる恐怖感を
味わいましたものね。
山の仕事ではしょっちゅう
20m/s級は体験していますが
少なくともあれ以上なのは
間違いなかった。

そんな中でも
小柴ふあーむ はなんとか
生き残ってくれました。

暴風圏が通過していったのは
夜中12時〜未明4時

夜が明けて
恐る恐る畑に踏み入って
形を残してるハウスを見た時
得も言われぬ感激と安堵を
覚えました。

代表と二人
軽トラの中で
「あああ〜、残ってる〜!」
「よかったあ〜!!」
と歓声が上がりましたものね。


実際の被害は・・・

秋メロンのトンネルが
合計50mほど壊されてこと。

メルヘンかぼちゃが
全面なぎ倒されてたこと。

朝獲りアスパラが
杭ごと押され傾いてたこと。

見た目はそんなところ。

でも農作物の被害は
あとが怖いんです。
風に叩かれ 揉まれ 乾された
組織や構造の損傷は
時間が経ってから表れる。
病気も一気に広がったりする。

だから・・・

台風の後は大忙し。
秋メロンの出荷と並行しながら
約一週間かけて畑を整え直し
一斉防除を施しました。

消毒が遅れたところは
予想通り病気が始まっていたりして
予想より更に
時間も資材も必要でしたが
納得いく仕事を心掛け
こども達すべてが生き残れるよう
頑張りました。

果たしてこれで
障害は落ち着いてくれるのか?
それとも収まりがつかず
更に進行を辿るのか?

その結末は
来月報告にて追報といたします。









「全道電源喪失」

台風21号が通過していった
9月5日 未明

今夜はゆっくり寝られると
ほっと眠りに就いたものの
突然けたたましく破られた
9月6日 未明

「緊急地震速報です!大地震です!」

枕元の携帯が叫び
身構えるとと同時にP波が。

カタ カタ カタ と
小刻みに来る特徴的な縦揺れ
いつもと違う明確な縦揺れに
今日のは来るぞ!と態勢を整えると

3秒ほどでやってきたS波。

鉄筋コンクリートのアパートが
グイン グイン グイン と
8の字を描くようにゆっくりと
空中を大きくスイング

揺れが収まり
電源を確認
「まだ電力ラインは生きてる」
と思ったのも束の間
1〜2分でしょうか?
その後、停電に入りました。

いつもの北電さんなら
1時間ほどで復旧するのですが
朝になっても回復せず。

携帯基地局も
朝はまだ生きていましたが
自家発電の余力は
約6時間
お昼には通信途絶が見込まれ
また災害時の不要不急な通信は
復旧活動を妨げるので
厳に慎まねばならぬので
長時間接続はせず
単発で細かな情報を取りました。

その結果、なんと
北海道じゅうが停電してると。
震源地は苫小牧東部・・・
ん? 工業地帯!
んん? あそこは発電所が!

でも発電所は
世の中の構造物ではトップレベルの
耐震設計がなされているから
緊急停止の後の点検が済めば
短時間で復旧するはず。

それにしてもなぜ
全道停電になるんだろう?

と思っていたら
実は、厚真発電所は
泊発電所が止められてから
道内電力の4割を担ってたとか!
そんなバカな状態に
追い込まれていたのか・・・。

世の中の最重要インフラが
なんのリスクヘッジもされず
「停電しないのは電気が足りてるから」
という反原発派の大声に掻き消され
現実を見ることも許されず
電力会社は妄想の世界に
付き合わされていたのか・・・。


さて、小柴ふあーむ
畑の動力は
電気に頼っています。

200Vの動力電源で
機材を動かしています。

この地震の頃
ちょうどメロンハウスは
給水が増加し
しかも台風の後処理で
防除作業を始めようとしてた時。

水が出なきゃ
給水も 防除も
出来ません。

こども達の生命線が
途絶されたわけです。

ふっと我に返って
思い直してみると
ゾッとするものがありました。
背筋が凍りました。

この地震、この大停電
時期がずれていたら
一体どうなっていたのだろう?


もし春だったら
育苗ハウス、全滅です。
苗がみんな
死んでしまいます。

もし盛夏だったら
メロン達、全滅です。
玉肥大は止まり
樹も回復不能な障害を負い
いずれゴールに辿りつけません。

もし真冬だったら
照明どころか
暖房が取れず、人は凍え
水道は凍結し、インフラを破壊する。
損傷した電力ラインも、修理が出来ず
復旧の見通しは立たなかった。


時期的には今で
それは不幸中の幸いでした。
影響は極小に限られました。

もし春だったら?
もし盛夏だったら?

こども達の生命維持装置は断たれ
しかも日々の相場と向き合う出荷は
思い通りにならず
経営を潰す損失をもたらしたでしょう。


まったく
ゾッとする事件でした。

その背景を考える時
ぶつけようのない怒りが
沸々と沸いてくる
一次産業従事者でした。















「秋メロン 収穫」

6月の低温
それに続く 豪雨と洪水
7月からは 長期の超高温
そして最後に 台風と停電

今回の秋メロンほど
こんなに多難で
試練を受けた作も
なかったと思います。

ちょうど開花・着果のときに
6月の豪雨・洪水ですから
代表の管理作業も困難を極め
一度落ちた花の代わりに
もう一度咲かせる作業を追加

管理工程の中で最もきつい作業を
2回繰り返してくれました。
まさに執念の着果作業でした。

その甲斐があり
何もしなければ
収量半減になっていたところを
収量1/4減ほどで抑えたのは
代表の執念であります。

せっかく育てた樹を
手ぶらで死なせるわけにいかない。
こども達の人生を
全うさせるのが
栽培者の役目。

そう自分に言い聞かせながら
きつい作業を 悪い環境下で
こなしてくれました。

私は
そうしてついた実を
ていねいに膨らまし
樹の限界を探りながら
ぎりぎりまで煮詰めて
仕上げました。
これは私の
代表の労苦への
責任の取り方として。

今年の秋メロンは
樹の生命力と
代表の執念の
共鳴でした。











「秋メロン 出発」

鉛のように
ズシンと重く仕上がった
秋メロン兄

満を持して
全国へ旅立ちました。

発送作業は3日にわたり
忙しくも楽しい作業を
繰り広げました。

きれいに顔を拭いて
一張羅に身を包み
行儀よく並ばせて
ヤマト運輸さんに託しました。

この子たちの生命力
お客様に伝わっただろうか?

地震の影響で
ヤマト運輸さんも四苦八苦の
輸送体制と聞きましたが
どうか無事に
全国の 小柴ふあーむ ファンの皆様へ
この子たちのチカラが
伝わりますように。


今年の秋メロンの発送は
いつにも増して
万感迫るものがありました。









「そして未だ蠢くネズミたち」

メルヘンかぼちゃ
間もなく仕上がります。

最終工程に入ってますが・・・

未だに行動の形跡が
あるんです。

頼むから
あと2週間!

大事なこども達に
触れてくれませんように。

取締り網で
止まってくれますように。












今月も どうも
ありがとうございました。









北海道 小柴ふあーむ

「農業は 人生を賭ける 価値がある」
Nisekoから世界へ! 季節を耕す物語



北海道は
いずれ滅びる?物語













全道停電を経験してから
家での電気管理が
変わりました。

もともと節電意識は強い方と
自負してた我が家ですが
見直してみると
まだまだあるもので。

家の中はここまで暗く出来るものか
と見なおしたもんです。







この鉄瓶でお湯を沸かす。

どういうエネルギーが必要か
想像できますか?

他のことでもいいです。

たとえば暖房を取るとは
どういうエネルギーが必要か?

ご飯を炊くとは
どういうエネルギーが?

エネルギーの種類と量を
実感できるでしょうか?

エネルギー供給が断たれると
普段はあるのが当たり前で
簡単に見逃している重要情報に
気付かされるのです。

これは
被災地の方々が
あまねく体験していることなんです。







ある被災地の公務員で
繋がりある方から
震災ボランティアについてのお話を
伺った事があります。

震災ボランティア

たとえば
財産を失った被災者のところに
大きな高級車でやってきて
駐車場はどこだ?って訊くと。

たとえば
充実した表情で帰って行くのを
被災者はお辞儀して見送るのだけど
その後はまた
孤独な一被災者になるのだと。

それら一つ一つの感情は
むしろ自分を責める槍となり
棘となって心に残ると。

世話になってるから
口には出せないけど
ほんとうは凄く複雑な心境で
苦しむんだそうです。







全道停電

ブラックアウトとして
すでに皆さんの知るところとなりましたが
その原因は
震源地近くの厚真発電所が
地震を感知して
自動停止したこと。

道民の知らぬ間に
北電は大きな荷物を
背負わされていた。

電力不足を現場で補うため
厚真発電所に負荷を掛けて
北海道の消費電力の
4割を担わせていた。

ところが
その状態のバックアップ体制が
現実問題として不可能であった。
なぜなら設備が足りず
新たな発電所計画も進みながら
それはまだ完工前だった。

道民の知らぬ間に・・・
と言うけれど
本当はおそらく
みんな薄々気づいていた。

電気は足りていたのではなく
誰かが足りさせていたのだと。
誰かがどこかで苦労していると
おおよその想像はしていたけれど
頑張れば何とかなるんだから
それが答えなのだろうと。

みんな
薄々と気付いていたはずなんです。

だけど
テレビも ラジオも 新聞も
現実を整理して伝えずに
中をふっ飛ばした一面的な理想を
年から年中 偉そうに語るから
テレビが ああ言ってるから
ラジオで こう言ってたから
新聞が こう言うから
という完全受動態として
骨を抜かれてしまってたんじゃ
ないのかな?







考えることを放棄し
想像することを忘れ
誰かの大きな声に扇動され
一見きれいな蘊蓄を
論理的に検証する訓練を取り上げられ

そうして出来上がる不勉強な自分を
安易にインテリに見せたい虚栄心が
誰かに利用されていたのじゃないかな?

誘導の裏に潜む
道民には無関係な事情の為に
単に利用されているのじゃないかな?

全道停電によって
危機管理のことを
もっと現実的に考えなければ
私たち道民は
ひょっとしたら大量に
犠牲を払う結果になりますよ。

北海道には
冬がありますからね。







今回の地震

被災者にとっては
とても気の毒だと前置きして
本論に入ります。

今回は
暑くもなく寒くもない時期なのが
不幸中の幸いでした。

もしこれが
雪のある時期だったら?
厳冬期だったら?

生活インフラは
凍結によりことごとく破壊され
その復旧は雪氷に包まれ不可能であり

一次産業は暖房が切れて壊滅し
二次産業もラインが凍結破壊し
三次産業もおのずと停止

道路の維持は燃料途絶で不可能
一度雪に閉ざされた交通網は
ちょっとやそっとじゃ開けられず

医療関係も自家発電の燃料補給が無く
食品関係もあまねく凍結し食べられなくなる。

いま北海道は
そういう無防備な状態で
反原発派や反体制派の道具として
使われてる・・・
そんな気がします。

もし上記のような事態が出現しても
だれも責任とらないですよ。
それは間違いない。

ただ無責任に
行政や政府
電力会社を責めに責めて
復旧を支援するどころか
復興の妨害になるような要求を
垂れ流すでしょうね。

それは今回
実際に証明されましたからね。
必ずそうなりますよ。







お花畑
きれいですよね
眺めるぶんには。

でもきれいなお花畑は
手を汚し 汗をかいて 土に足を取られて
耕す人が居るから
きれいになるんです。

種蒔きは 水を温め
苗立ては 床や空気を温め
定植後は 霜や雨や風から守り
常に天気予報を見て
夜の天気 翌朝の温度で
いつも最悪の状態を予想して
葉や花の色を見て 肥料を足して
いつ何が必要になるか
先回りして資材も支度してるから
きれいなお花畑が
楽しめるんです。

畑守が居るから
です。







私たちの生活維持も
同じことです。

見えないところで
懸命に守っている人が居るから
成り立ってるんです。

今回の全道停電で
ラジオ、テレビ、新聞は
復旧工事に尽力中の北電を
叩きまくり 晒し物にしています。

手足を縛られ
使えるものを止められ
危機に一番気付いていた現場を
「お前らのせいだ!謝れ!」
と吊るし晒してるんです。

これは責めるところを
完全に間違っています。

むしろ彼らは
こんな危ない状況に置かれながらも
ごく短期間でバランスを取りなおした
ヒーローだと思いますよ。

責める人たちは
道民の目を現実から逸らし
論理的な思考を避けさせて
感情に訴えて欺こうとしてる
と感じます。







危機管理において
有る物はすべて使えるようにしておくこと。
管理の鉄則です。

まして
「島」である北海道
災害には至極弱い。
生活物資の自給が出来ないばかりでなく
補給が長く断たれやすく
しかも時間がかかる。

これ
いつか来た道ですよ?
補給と危機管理を軽んじ
精神論や夢想論で片付けた
あの道ですよ?

もう少し範囲を広げて見ると
戦争って
「富の争奪」が原点ですからね。

「富」って何ですか?
食料であり 燃料であり 原料であり。

核心ですが
原子力発電所を止めてから
日本は毎日100億円の
追加支出をしているそうです。
年間3兆円余り・・・

この奪い合いが
日本の平和維持
国家の安全保障を
揺るがしているんです。
それだけ外交カードが減るわけですからね。

身の安全はもっと
具体的に 論理的に 現実的に
為されるべきです。

理念や理想は必要ですが
それが為に現実から目を逸らすのは
「健康のためなら死ねる」人と
同じ範疇になります。







北海道は
今回の地震と停電で
日本を代表して
実験台となりました。

いまのエネルギー政策では
大量の死人が出る可能性を
身をもって示しました。

北海道民自身が
それに気付かねばなりません。
そして声を上げねばなりません
自分と家族と隣人の
命を守るために。

冬は現実です。

生活インフラを抱える
各分野、各事業者でも
もっとリアルな危機として
現実を捉えるべきでしょう。

少なくとも
基幹発電所は
地盤の異なるエリアに
2ヶ所以上必要であり
相互補完できるようにする。

しかも出来れば
発電形態は変えて
補給の単一化を避ける。

さすれば
ブラックアウトの原因となった
電圧低下、周波数変動は避けられ
全道電源 一斉喪失という
最悪事態は回避できます。

遮断され選別された話だけでなく
数学のように式を積み上げ
段階的に証明を組み立てる
大人としての身だしなみを
整えて参りましょう。

感覚で動く人は
周りの犠牲を気にしません。
感覚で話す人は
周りの話に耳を貸しません。

周りの我慢と犠牲を
強要して成り立つ自由を
無責任に使い捨てるだけです。

北海道民よ
早く目を覚ましましょう
感覚や感性の嘘から。

もし北海道民自らが
変革に臨まなければ
おそらく
この北海道はいずれ
滅びるでしょう
なにかの形で。

だって
自分の頭で考えられないんだから
誰かに乗っ取られるのは
自明の理ですよ。

大量の犠牲者が出る前に
目を覚ましましょう。







いかがでしょうか?

誰かを責めて
誰かに逃げて
いつまでもイイカッコしてないで
もっと自活能力を
もっと自存能力を
身につけたいものですね
北海道は。


今月はこんな思いで
綴らせていただきました。

どうもありがとうございました。












秋メロン兄 への喜びの声が
さっそく全国から届き始めています。

お買い求めいただいた皆さん
どうもありがとうございました。

おかげで、北海道 小柴ふあーむ
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今月もどうもありがとうございました。
来月報告までどうぞお元気で











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