'11年 7月   「 夏、ふれあい 」      



北海道より 小柴です!


さぁ、夏ですね。
うだってますか?

北海道も、うだってます。

暑くて、蒸しますね
今年の夏は。

こんな気候の時は
食欲も減退気味。
夏バテへの序曲です。

今月のトップタイトルの写真は
フランス料理教室で試作した
「鶏もも肉のヴィネガー風味」

酸味のきいたバターソースが
程よい脂身のもも肉を
柔らかく、きりっと包んでました。


夏はやっぱり、辛酸が合いますね!








夏の味覚といえば、やっぱり
小柴ふあーむの 赤肉メロン!

もうお試しになりましたか?

我がふあーむのメロンの特徴は
「海のミネラル堆肥」で育てた
コクと旨み

甘さだけじゃないのが自慢です。

喉越しと後味
これが食欲をそそるキーポイント!

甘さだけしか評価できないような
やわな舌では分からない品質です。
大人のあなたなら
きっと、分かるはず。


お盆明け16日から
コクとまろやかさで定評のある中生品種の
収穫があります。

お盆を取り逃がしたあなたは
ここが夏メロンを楽しむGOODチャンスです。

どうぞごお試しください!





さて
今月のテーマは
「 夏、ふれあい 」


夏メロンの出荷
息子達の帰省
不意な来客
飛び込むご注文
地域の集まり


色々な形でふれあいがある


よもすれば、畑で孤独を感じる時もある
農家の仕事ですが
収穫、そして出荷がはじまると
農産物を囲んでの人とのつながりが
鮮やかに浮かび上がります。

一人じゃないんだな
期待されているんだな
楽しみにされてるんだな

そうか、期待に応えよう
喜ばせてあげよう
楽しんでもらおう

素直にそういう気持ちが湧いてくるのが
人との触れ合いのいいところ


今月の報告は、いつもと違い
テーマ別のまとめじゃなくて
時間を追ってのまとめにします。

どうかな?
イメージしやすいでしょうか?

夏の農作業は色々なことが一斉にあるので
時間を追ってまとめてみると
臨場感が増すような気がします。


それでは
どうぞお楽しみ下さい。












1.7月16日 − 「 息子の帰省 」












前日に終わった、メロン第1ロットの収穫
後片付けするべく、根っ子を引き抜く

よく頑張ったよ、この子たちは

メロン第1ロットが、いつも苦労するんです。
3月の除雪から、4月の寒風での定植
その後も低温・寡日照と闘いながら
一生懸命につけてくれる、命の玉

収穫自体が一つの達成感
後片付けは一つの寂寥感

手間のかかる子供ほど可愛い
まったくその通り
感慨深いものがあります。


後片付けしながら、我が代表はソワソワ

そのワケは、長男が福岡から帰ってくるから
入学に旅立ってから、1年半ぶり
交通事故の傷がどうなってるか
それも心配だし

川の向こうから響いてくる
汽車の鉄輪の響きが待ち遠しい

畑にいても、気になるものです。
















息子達3人が揃うのは
1年半ぶり

それを一番喜んだのは
息子ら自身だったと思う。

20歳、18歳、15歳

もう子供とは言えない年だけど
互いに顔を合わせてみると
小学生の頃のように
自然とじゃれあっている。


そういえば
いつの間にか大人になってきたと思うことが
二つ

一つは、臨時の畑仕事を文句言わずにしてくれたこと
もう一つは、お土産に焼酎を買ってきてくれたこと

ははぁ〜ん、さては飲みたいのか?

息子に酒を買ってきてもらうなんて
そんな年になったのね、私たちも。


畑で息子らと一緒に仕事する我が代表も
いつもより気合が入って、明るくて
とても活気のある作業となり
少々きつい内容でも溌剌とこなしていたっけ

いいもんだね、こういうシチュエーション














そこにメロンはあるのかい?

ことしの初モノを
この時のために、とっておいたのさ。

息子達に食べさせたくて
代表が自家用でとっておいたのさ

この場を演出するために


息子らが帰ってくると
家の中が本当に狭くなる。

だいたい、高校生でみんな家を離れているから
彼らが家にいた頃は、体格が二回りも小さかった。
家の中の隙間がもっとあった。

いまじゃ父ちゃん並みの体格のが
3人にもなってしまい
そりゃ、狭いわけだ!


お膳について晩ご飯食べてても
お膳の外周に全員が納まりきらない!

そして、一升炊いたご飯が
足りない・・・。





こんなしがない経営の農家でも
なんとか子供がここまで来ました。

いやいや、本当の胸突き八丁は
これからだとわかってます。

ただ、8年前にこちらへ来た時には
ここでのこんな風景は想像できなかったので
気持ちを新たに明日の作業に精を出そうと
誓った次第です。









親父のわがままで、いまの生活を強いられて
学校で席を隣にする連中には
たぶん羨ましさや妬ましさが混在する
複雑な心境もあるだろう。

しかし、その件については一切触れることなく
ただひたすらに自分の進路にまい進する息子達
その時点ですでに親父のレベルを超えている。

親バカと思うけど、我ながらまったく
良くできた息子たちだなぁ、と
心底、尊敬してしまう。


いまの状況を恨むことなく
自分たちの運命と思いながら進む君たちは
まちがいなく、父母のレベルを超えている。

不自由をかけた青春でしょうが
どうかひねくれずに、そのまま道を突き進んで下さい。

私たちも親として、その責任を全うすべく
一生懸命に働いて、一生懸命に考えて
一生懸命にこころを尽くしますから。











2.7月21日 − 「フランス料理教室」




















おフランス料理で ございます。

本格的で ございます。


ここは中学校の 家庭科実習室
日も暮れようとする 午後7時頃

PTA研修部企画 第1弾!
「家庭で出来る かんたんCooking」



講師の先生は、生徒さんのお父さん
本物のフレンチシェフです。
以前は近隣ホテルのチーフでしたが
いまは札幌のホテルでマネージャーさん

週末の帰宅に合わせて企画して
手弁当でご協力頂きました。


トップタイトル写真で紹介のお料理
美味しかったですよ!

味付けがね、メリハリあるんです。
ガツンとくるメリハリです。

そこはやはりプロ
緩急自在の技、という感じでした。


火加減、塩加減、味加減
ダイナミックでした。


参加してくれた男性教師
家庭内で男女共同参画が徹底しているそうで
非常に慣れた手つきでした。

もう一人いたお爺さん先生は
なにもせずに評論して歩いてただけ
暑い教室の空気を 冷やして歩いてました。


何気ないしぐさや動作に プロの技が見え隠れ
私はそれが楽しくて楽しくて
ほれぼれと見入ってしまいました。


















もう写真を見た通りの雰囲気です。
みんな楽しそうでした。

美味しかったのが 全てです。
久しぶりに家庭料理以外の 味覚を味わいました。

身近にいる隠れた職人さん
こういう方に登場ねがって 講習会を開く
出来れば子供達も共同参加で
それって楽しくてためになると思います。


PTA活動は嫌われやすくて みんな逃げるけど
やってみると楽しめますよ。

まず大人同士が友達になれる!

これは大きな機会です。
大人になると交遊関係が限られてきますから
仕事以外の輪もドンドン広げたいところです。

私も大きなことは言えませんが
小学校から中学校にかけて
いよいよ最後の年度なんです。

一つ一つの機会が 私にとっても最後の経験

子育ての区切りとして
自分自身が時間を味わいながら
臨みたいと思います。










3.7月25日 − 「 仁義、忘れちゃならねぇ 」























除雪機

メロン栽培に欠かせない機械ですが
とても高価で簡単に手を出せない機械です。

我がふあーむの初年度設備投資額は 600万円でしたが
自走式除雪機は 新車で400万円します。
中古車でも100万円以上です。

残念ですが、いまの私たちに その余力はありません。


新規開業の頃から お世話になってる農家がいます。
アスパラ専業農家です。
アスパラの世界では 名が知れた中屋農園さん
本当にごくわずかな謝礼で 毎年応援してくれます。

いつまで続く関係か 少し不安でありますが
アスパラの技術を教えてもらいながら
除雪機も貸してくれてます。


だから、初物メロンは
中屋農園のじいちゃんに 捧げるのです。

このメロンは 中屋農園の支援があってこそ
我がふあーむのいまがあるのも
中屋農園の男気があってこそ

この恩は絶対に忘れてはいけない 仁義なのです。











4.7月29日 − 「 暑い夏がやってきた 」























長雨を抜けた 北海道に
暑い夏が訪れました。

ハウスの内外で 私たちは働いて
汗をかいて 泥をかぶり 埃にまみれ
その日その日を 味わっています。


畑も夏の顔に 様変わりです。

かぼちゃは 畑地表面の支配権争いに懸命
アスパラは 来年の養分貯蔵に向けて懸命
メロンは 秋に向けて根を張り巡らせてます。


手間をかければ それだけ応えてくれる

確かにそうですが そう格好いいことばかりじゃありません。
応えてくれるようになるまでは 塗炭の苦しみが待ってます。

地表のこと、土のこと、地下のこと、水のこと、地下水位のこと
温度や干ばつ、冠水のこと
その土地での苦労をひと通り くぐり抜けてからでないと
手間に対する反応は返ってきてくれません。


今年はどうだろう?
うちの畑、私たちに反応してくれるだろうか?

お願いします! と土におでこを擦りつけて
まさに畑に 土下座して
ことしの結末をお祈りするのです。


この暑い夏、いまのところ畑は順調です。

これまでに経験した失敗のひとつずつを
着々とクリアしてきています。

野球で言えば 5回あたりを終えた
先発ピッチャーの雰囲気です。

このまま9回まで相手を抑えきれるか?
完投できるか? 完封は?
それとも大量失点で途中降板?


先発ピッチャーのマインドコントロール
見習いたいものです。










5.8月 6日 − 「 66年後のニセコ 」



























8月6日

ニセコの畑は いつも通りの朝でした。

いつものように朝を迎え 暑くなり
かぼちゃやメロンが 順調に生育し
畑を覆い尽くそうと 頑張って伸びてました。


陽が傾き 一日が終わり
いつものように 作物たちは葉を休め
光合成で得た炭水化物を 体内へ流し始めました。

すべてがいつもどおりに 通り過ぎて行きました。



66年前の この日

いつもどおりに一日を終えられなった人たちが
広島に大勢いました。

戦争とは どちらか一方が正義で
他の一方が絶対悪ということはありません。

自分たちにとって正しいことは 自分たちの正義
立場を変えれば 相手の正義だってあるのです。


無理を通せば 道理が下がる

昔の人はよく言ったもので
根気強い交渉をはしょって 強引にことを進めると
そのツケは いつか必ず身に降りかかってくる


明治維新後の日本は 眠りを貪るアジアで最初に目を覚まし
列強の強欲のはざまで 生き残る道を探りはじめました。

その過程で急進的なところがあり 短気を起こして
かえって墓穴を掘ったことが その後の足かせとなって
いまの世界観につながっています。、


一方でアメリカも ヨーロッパの東進主義に対抗して
西進主義にもとづいて フィリピン、日本、朝鮮を制覇し
さらにベトナムを通って 中近東を
インド側から支配しようとしています。

無理と強引の重ね塗りに付き合わされて
アジア各国は多量の流血を強いられ
巨額な財政赤字の肩代わりまでしています。

覇権主義どうしの拮抗のはざまで 汲々とする日本の様は
昔も今も あまり変わらないように感じます。



いつもどおりに一日を終えられなかった人々
私たち国民の一人一人が 戦争に加担していたはず
だれも評論家で済まされるはずはなく
一方的な被害者でも 加害者でもないはず

めぐりめぐって必ずどこかで 人に迷惑をかけている
自分だけは善人である、というのは 一方的正義と変わらない
自分の中に潜む 偽善という悪魔を思い起こして
偽善がもたらす悪の連鎖を すこし想像するだけでも
いつも通りの一日を終えられる人が
増えるんじゃないかと 畑で考えていました。


難しい話ですみません。

ただ、いつもどおりっていうことが
自然発生的にあるものじゃないということを
言いたかったのです。
















今月も 有難う御座いました。

「 夏、ふれあい 」

いかがでしたか?


日々の風景は
ブログで連日紹介してますので
そちらもご覧ください。

とくに動画をたくさん盛り込んで
畑の息吹を感じていただけるよう
工夫しております。

ニセコの様子を 動画で確かめるなら
たぶん地域随一の情報量と思います。

ぜひお確かめ下さい!





ことしもお盆前の出荷が終わりました。

いろいろ布告活動をしてみましたが
御案内が十分でなかったお客様が
残念ながら出てしまいました。

あれほど心がけていたのに
残念でなりません。


北海道のお中元のピークは
なんと8月12日〜15日!

ものすごいピンポイントで。
そのためのご注文が 8月10日頃に集中します。

この情報はヤマト運輸のドライバーさんから いただきました。
物流の地域特性をもっと勉強せねばいけませんね。


反省するところ大です。


 














来月報告が届くころは 北海道はもう秋です。
きのうやっと 全ての定植が終わり
ほんとうの意味で 前半戦が終了しました

栽培管理、収穫、後片付けを こなしていく
後半戦がこれから始まります。

先発ピッチャーは 完投できるのでしょうか?
緊張の連続です。
年末を笑顔で迎えられるよう
頑張りたいと思います。

それではまた来月お会いしましょう。

ありがとうございました。








 


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