'11年 2月   「 3月11日 14:46 」      

<3月11日 夕方の圃場>


「 運命で たまたま生きてる この時間 」

北海道より 小柴です。

この原稿を編集しているのは
3月13日午前です。

東北大震災の被災者の皆様へ
こころよりお見舞い申し上げます。

いまこの状況で
どの様な言葉をあげつらっても
なんの意味もないことは分かっています。

励ますほど無責任になれないし
慰めるほど偽善にもなれない

でもこころを痛めている人たちが大勢いらっしゃるのは
分かっているつもりです。
せめてこころを寄り添わせて頂けないかと
ささやかにお願いするだけです。



ほんとうにこころより
お見舞い申し上げます。











この日、北海道は昨夜来の雪で
また新たに20cmの積雪を得てました。

朝から非常に濃い降雪を経て
午前10時頃には作業再開が可能な状況となり
現場の除雪を始めていました。

現場の未除雪区域の雪は
軽トラの窓枠を超える状態
まだまだ作業はたっぷりあります。

午後からは天気も回復して
幸いにも風は穏やか
積極的に作業を進めて
先頭ハウスの作業をほぼ完了しました。



<13:56撮影 圃場にて>


東北で悲惨なことが起こっているとはつゆ知らず
現場で作業していたのです。

ニセコは火山性岩板の上に立地しており
これまでも地震の際にあまり揺れることはありませんでした。
今回も屋内にいる人ですら揺れは微弱で
まして屋外で機械運転しているとなると
まず気付けない程度の揺れでした。







頑張って遅れを挽回すべく
何とか一区切りつけるところまで達成
ふ〜、なんとか1列分はきれいに出来た
軽い達成感に浸りながら
作業後の現場を眺めてました。

時計はもう夕方6時を指し
辺りも暗くなり家路を急ぐべく
軽トラのエンジンをかけた時に
ラジオから訳のわからに実況が
ほとんど叫びに近い実況が流れていました。





んんん??

ひょっとして阪神大震災の時の
悪寒に似ている。

どこ?

東北? 関東?
M8.8 !?
震度7
なんだ!それ





畑から降りる農道が
奈落への道に見えるような
寒々しく 恐ろしく
事実を知るのが躊躇われる
鉛のような重さを感じました。







さて
今月のテーマは
「 3月11日 14:46 」

歴史と記憶に刻まれる
その時


私は畑にいました
作業してました
業務連絡の電話が通じづらく
おかしいな、と思いながら
作業を進めていました。

その時はもう、通信規制が敷かれていたんですね。

今月は
あまり多くをコメントせず
画像を淡々と並べておきたいと思います。

なにかを言えば言うほど
嘘っぽく聞こえるので。

被災者に対して失礼だと思うので。











1.山も終わり




















今年の山出動も
事故なく終わりました。

たくさんのお客様
たくさんの高校生と会えて
とても楽しかったです。

今年の高校生は
うちの次男坊と同じ学年なので
ひときわ可愛く思えました。

接客の辛さも時々あります。
今年最悪の思い出は
アメリカ人講師と教え方が違う
と言っていなくなった香港の女性。

思い込みや洗脳が強い方は
レッスンに入れないこともあります。
自分が人に教えてもらう時の
良い勉強となっています。

接客の楽しさも辛抱も教えてもらえる
スキー場勤務です。










2.今年の営業スタート


























































今年の営業が始まりました。

御贔屓のお客様にお手紙を
差し上げました。
御挨拶と価格表とお葉書

たくさんの方から御返事を頂き
自分たちの仕事が少しは認められているのかな
と、うれしくなりました。


そして
畑の除雪も始まりました。

去年に比べて雪が少ないとはいえ
底雪がとても固くて
量の割には作業が捗りません。

それでも除雪作業も6年目です。
だいぶ腕をあげました。

燃料消費も投雪も手順も
効率的になっている気がします。

今年の営業、本格スタートです。










3.それでも冬

































2月は冬です。
3月もまだ冬です。

春の気配を感じつつも
冬への揺り戻しが定期的に来ます。
山はまだまだタップリ降ります。

里では春の気配
山ではまだ冬真っ盛り

近所を車で10分移動するだけで
季節の境目を見つけられます。

畑の春を上手に促進するのが
私たちの仕事です。










4.少しだけ骨休め



























冬の仕事も終わりに近づき
疲労もピークに達してます。

きっちりと休むことは出来ないけれど
日々の隙間を縫って上手に垢を落とさねば
本業開始の3月からが大変になります。

ほんのささやかだけど
北海道で暮らす決め手となった
二つのこと

ラーメンと温泉

北海道が全国に自慢できる
ラーメンと温泉

特にスペシャルじゃないけど
街中の定番ラーメン屋ですら
そこそこのモノを出してくれます。
回数を重ねるうちに舌が味を覚え
なにかの区切りの時に食べたくなります。


<6年前 引っ越しの夕食もラーメンだった>

人生の一コマに登場する
北海道人にはなにか特別な意味合いを持つ
それがラーメンです。


さて温泉
いつもの五色温泉

体も心も休める しかも自動的に貸切
地元の人は平日日中に行けるのです。

その空間が全て貸切

これからの9ヶ月に向けて
少しずつ気持ちを切り替え充実させていきます。










5.そして本格始動

































3月に入り
現場仕事が本格的に開始です。

早出しメロンのために
畑を除雪

燃料が高騰しても資材が値上げしても
売値はいつも一緒か下落
本当にやっていけるのだろうか

と思いつつも
夏の贅沢を楽しみにしてくれているお客様が
いっぱいいらっしゃる

自分たちは一人じゃないんだ
そう思えるお便りを頂くたびに
辛い仕事の時も頑張りが効きます。


機械を労わりながら 鞭入れながら
人馬一体の作業が続きます。
















今月も 有難う御座いました。

「3月11日 14:46」

ずっと忘れられない時になりますね。
奇しくも3月10日は東京大空襲の日
66年前に米軍の大規模無差別爆撃で
一夜で10万人の市民が殺されています。

3月10日と11日

連日の追悼となってしまいました。
日本の歴史に刻まれる2日間です。





今回の震災は
国家存亡の危機とも言えるかもしれません。

いまの日本の経済、財政を鑑みると
財政破たんの可能性すら窺えます。

私たちはいまチーム日本としての存在価値を
試されているような気がします。
子供や孫の世代に借金を背負わせてでも
いまの自分たちの幸せを要求することを
国の復興と照らし合せても堂々と主張できるのか
自分たちの足元をもっとよく見てご覧なさい、と
天から言われているような気がしてなりません。

被災地の方々が
全国民を代表して試金石にされてしまったような
不幸な役回りを負わされたような気もします。

私たち一人一人が
チームの一員として何が出来るのかよく考えて
マスコミの無責任な扇動に惑わされることなく
責任持った勉強と行動をしたいと
私は思います。


 












現在
ホームページ改定を
進めています。

自己紹介ページに続いて
ご購入ページも編集中です。
種々の組合せを考えてご用意しますので
どうぞお楽しみに。





被災地の方々が少し落ち着いて
前を向こうとする頃に
私たちの作物で元気づけられればと願い
用意を進めていきたいと思います。

それではまた来月お会いしましょう。

ありがとうございました。









 


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