'10年 6月   「早かった夏」      


「 ゲゲゲには チャンス到来 うちはまだ?」

北海道より 小柴です。
梅雨も後半、体力は落ちていませんか?

こちら 北海道は
先日までの好天続きが嘘のように
毎日が曇雨天
北海道がこのような天気になると
内地の梅雨明けは近いはずです。

それが証拠に
本州ではセミが鳴き始めたでしょ?

私、知ってるんです。
特にアブラゼミやクマゼミが鳴き始めると
梅雨明けが来るということを。

もう少しの辛抱ですからね
頑張って乗り切ってください。





iいつものように
時の話題を一下り。

参議院議員選挙
終わりましたね。

サッカーW杯
終わりましたね。

大相撲名古屋場所
NHK実況中継 中止ですね。

いずれにも共通していること
それは
我が国民はかくも無責任なのか!?
風になびくと言うか
日和見主義と言うか
反対の賛成と言うか

さっきまでの自分たちに責任を持たない

まぁまぁまぁ、よくもまぁ
舌の根乾かぬうちに
コロコロ態度前言をひっくり返せるものだ。

言い古された格言ですが
「国民は己のレベル以上の政府は持てない」

議員さん、岡ちゃん、NHK会長
みなさん思ってらっしゃることでしょう
「みんな、昨日までなんて言ってた?」

一億総評論家から
そろそろ卒業しませんか。
そろそろ大人になりませんか。
商業主義に踊らされず
己の眼力で世を見てみませんか?

面倒なことも増えますけど
自信を持って生きていけるような
気がします。





さて
今月の
テーマは
「早かった夏」


「遅かった春」
に続くは
「早かった夏」

なんか今年は
冬からいきなり夏に入ったような
そんな気候です。

作物も人間も
長引く低温と急激な高温に
調節機能が付いていけず
ばててしまいそうです。

いや、少々ばててしまいました。

7月上旬のいま時期
春仕事の疲れをリセットすべく
仕事の合間に時間をこしらえて
プチ湯治を繰り返します。
(贅沢でしょ?)

6月は一年で最も負荷が集中する時期
毎年のことながら
精力がた落ちで
取材資料が減っております。

気持ちの余裕が無い現れですね。

ちょっと淡白で殺伐としているかもしれません
今月の画像の空気は。
それも圃場の臨場感と受取って頂ければ
またなにか感じてくるものが在ると思います。

そんな6月の風景を
殺伐?とお届けします。









1.春から夏










来るかなぁ〜

と思っていると
ザザァー と襲ってくる
にわか雨

今年はにわか雨が殊の外多い

上空に寒気が流入しているからだそうで
内地のような蒸し暑さ(湿度80%超)に加え
連日のにわか雨で 作業が狂います。

軽トラの中に一時避難しても
ただじっとして1時間もいられるはずも無く
はて、どうしたものか?
と、作業の組直しを考えております。

逃げ遅れると ずぶ濡れで
臭くなるしなぁ。

畑は水を吸って入りずらくなるしなぁ。
防除も濡れていると出来ないしなぁ。

と、グズグズ呟いています。
予定が狂うと グズグズ言ってしまう
小生の悪い癖であります。

ひとりツイッターです。





秘密兵器

育苗ハウスの天幕に
秘密兵器が二つ。

下層は、遮熱ネット
上層が、吸熱ネット

うちの育苗ハウスは 小さい。
容量が小さいことは
育苗として使いづらい。

天気によってハウス内温度が
上がりやすく、冷めやすい。
特に急激な温度上昇は怖い。

苗の入ったポッド温度が
30℃を超え始めると やばい。

だからまず
遮熱ネットで全体の温度を和らげる。

そしてさらに
吸熱ネット(正式には熱線吸収ネット)を
範囲を絞ってピンポイントで
その上に被覆するようにした。

余計な赤外線を遮って
根が過熱しない様にするんです。
夏の強い日差しでは
作物たちはオーバーヒートしますので
できるだけ
熱線をコントロールするのです。

いずれのネットも優れもので
お値段も優れものです。

特に吸熱ネットは値段もオーバーヒート
だから
苗たちのある一部分を選択した
部分的な展張にして
コストカットするのです。

でもこれらの効果はてきめんで
苗の徒長が無くなり 育苗日数も確保でき
収穫直前のバッタン症も回避できるように
なりました。

農業資材は
宇宙との付き合いです。
太陽系と自然の摂理を理解しながら
費用対効果を熟慮し
エイッ!
と資材発注をかけます。









冬期間
アパートの軒先で身をすくめていた
セカンドトラクター
防除や堆肥散布で使う
30psのミニサイズ

運転台に座って なんか変?
ボンネットの脇から藁がふさふさ
なんで? と思い ボンネットを開けると
藁のかたまり
バッテリーの上

つばめ

見事な巣

自然の造形

でも つばめになって
この窪みに身を収めてみたい
そんな衝動にも駆られる

想像するに
かなり気持ち良さそう
この絶妙な包まれ感
すごくきれいな窪み

春が終わる頃
このボンネットの裏から
巣立っていったんだろうね

つばめの巣

つばめになったら
空、飛べるんだよね












ミヤマクワガタ

100% 天然

樹木、花、昆虫
色々なところに出てくる
ミヤマなんとか

このミヤマ
実際の表現は 「深山」
と、申しましてね

山奥の人手が入らないところにある
見慣れないものに
付けられる特別な呼称なんですね。

玄関脇にいたクワガタ
デカかったですねぇ!

まさに 深山から出てきた
人差指サイズ

そして色がまたイイ
過酷な自然の中で
揉まれ擦切れ叩かれてきた
掠れて燻しの利いた
あっさりとしながらも
実に奥深い薄茶色

おそらくニセコ山系の山間で孵化し
あまたの生存競争を潜り抜けてきた
百戦錬磨のつわものなのでしょう

それを語らずとも
佇まいで知らしめる威厳と風格が
彼には宿っていますねぇ

都会のデパートなどではお目にかかれない
ホンモノの逸品です

どうぞ 大事なすってください!

以上、出張なんでも鑑定団
in 蘭越 でした…




春から夏

春の足跡
夏の印し

見逃してしまいそうな
一景の積み重ねが
今日の、明日の風景を
形作っています。

それが生き物の記したものならば
なおさら 儚さを携えて
たぶん二度と出会えないであろう
命同士のふれあいを
記憶に残る一瞬として
アーカイブさせてくれるのです。

農家になってから
一年毎の命の足跡に
敏感になってきています。










2.アスパラは、どうなった?

















皆さんに好評を頂いた
かわいいかわいい グリーンアスパラ

今年もほんとに良く頑張ってくれた

収穫するこちらもヘロヘロでした。

いま彼らは
毎日切り取られるプレッシャーから開放され
それぞれの株から
のびのびと背を高くしています。
収穫が終わっても
未だこんなに力がある
大したやつらです。

なんか立茎させるのが
もったいない
それくらい太くて立派なのが
そこらじゅうから
めきめきと出てきます。

立茎始めで この元気
来春も期待できるかな?

宜しくお願いします
こちらも頑張って メンテして参りますから。










3.かぼちゃは、どうなった?









先月の造成工事を経て
かぼちゃ畑のバージョンアップ
完了しました。

表土を集めて
盛り土にして
その上にさらに高畝ベッド

昨夏の集中豪雨の教訓から
今年は「これでもか!仕様」で
自然に挑みます。

周辺農家からは馬鹿にされながらも
(金をかけすぎだ!)
あんなに旨いかぼちゃを
あきらめるわけには いかない。

かぼちゃ
メルヘン

コク、旨み、しっとり感

引合いは強くないのですが
一度召し上がったお客様は
確実に返って来られるという
あの旨いかぼちゃ

生産を安定させねば
お客様との約束を果たせません。

だからなんとしても
脱落者を極小に抑えねば
なりません。

早速、梅雨時の驟雨に
見舞われましたが
フフフ、大丈夫なのさ!

これくらいの驟雨には
ビクともしませんよぉ。

来るなら来やがれ
集中豪雨!
ってなもんで
一つの不安要素が消えていきました。











定植された苗たちも
こうやってすくすくと育っている
(ように見えます)

初期成育
とくに根が張ろうとする初期段階では
根傷みは禁物です。

あぁ、そういえば
今年は定植直後の
暑さにやられているかも。

いやいや、ベッド容量はデカいので
深部の温度は大丈夫ではないだろうか、
そうあってくれよお!

今年のかぼちゃは
なんだか行けそうな気がするぅ〜

ある!
かなぁ?

いま時点での万全を施したので
結果は秋のお楽しみですね。
途中経過は HPでも随時報告しましょう。










かぼちゃ

健気に根を張ろうと頑張っています。

9月末 収穫
10月末 発送です。

メロンの技法を応用した
「メロン屋のかぼちゃ」ですので
きっと違う結果が
でるでしょう。

今年は安心してみてられる
よしよし










4.メロン、いよいよ始まり














勢い良かった樹たちも
玉の成熟期に入り
己が体力のすべてを振り絞り
子孫存続を図ります。

メロンの一生は
大まかに以下のようになってます。



1. 幼苗期 ・・・・・・ 30日 〔 0〜15歳〕
2. 成長期 ・・・・・・ 30日 〔16〜30歳〕
3. 着果期 ・・・・・・・・ 5日 〔31〜33歳〕
4.1次肥大期 ・・・・ 15日 〔33〜40歳〕
5.2次肥大期 ・・・・ 20日 〔41〜50歳〕
6. 成熟期 ・・・・・・ 15日 〔51〜58歳〕
7. 登熟期 ・・・・・・・ 5日 〔58〜60歳〕

まだ尻が青い世間知らず
勉学に励み社会経験を積む
結婚して子が出来て
子が可愛いのは小学生まで
子の成長で親は大奮闘
子離れ、親離れ、でも学費膨大
定年とともに子独立、親よれよれ

合計 115〜120日 〔60歳として〕



この欄でも何度も申しておりますが
メロンの一生は
人の一生を観てるが如し
です。

幼苗期に甘やかすと生存能力が育たない
成長期に栄養をやり過ぎるとデカイ割りに虚弱体質
でも着果期〜1次肥大期は甘〜い幸福感が大事
そして2次肥大期は激動の環境を力任せに頑張り
成熟期は気力体力の衰えを要領で誤魔化しつつ
登熟期は現役卒業まで秒読みの静かな日々

人もメロンも
着果期までに如何に鍛えられるか
それが成熟期のスタミナにつながります。

鍛えられてない場合
肥大期までは調子がいいのですが
成熟期になるととたんに失速し
登熟期で力尽きます。

メロンの場合、過労死認定は出ません。


















まん丸に
ぷくぷくに膨らんだ
我がこども達

最初の先頭ロットは
おおよそ1.6〜2.0kgまで
育ってきております。

今季の初収穫は
7月18日 予定!


特選の玉たちを
順次お送りしていきますからね。

もう少しお待ちください。

良くいただく質問で
「今年の出来は、どうだい?」

実はこのお問合せを
好きじゃありません。

毎年、一定レベル以上にするために
私たち生産者は苦心惨憺するのです。

私たちの苦労とプライドを傷つける
好ましくないお問合せです。

もし、聞かれても
「今年は、ダメだぁ」
なんて言う訳ないでしょ?
遊びでやってるんじゃないんですから。

「今年もバッチリですよ!」
「まかせてください!」


これを言えるために仕事してますから。











今月も 有難う御座いました。

「早かった夏」
如何でしたか?

春の低温を
6月に入ってから挽回し
遅れは最小限に留められました。

そして成熟期に入ってから
少し気温も抑え気味となり
あせらずじっくりと
身を充実させることが出来ました。

昨年よりもバージョンアップしている技法で
さらに充実知った上手さとなっています。


ご注文はこちらから!






収穫開始 7月18日頃
たくさんの御注文
お待ちしております!

セットメニューも充実




今年も、お値段は据え置き
きびしい〜!

だけど
ポケットマネーで楽しんで頂ける
北海道の匂いを実現するには
わたし達も もう少し頑張らねば。

年々土もレベルが上がってきて
技法も充実してきて
もちろん技能も向上して
必ず前年よりも一皮剥けた品物にしたいと
夫婦して頑張っております。

今年も是非 お試しください。
心よりお待ち申し上げております。





それでは
また来月の報告をお楽しみに!

また お目にかかりましょう









 
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