小柴家の風景
'08年 3月 「微笑がえし」

「 雪解けが こころも解かして 微笑がえし 」

北海道より 小柴です。
入学式 無事終わりましたでしょうか?

今年 我が家の子供たちは
高2、中3、小6 となり
とりあえずイベントは
ありませんでした。
来年は…、4回あります。



さて 当地の積雪
ゼロになりました。
早かったですねぇ!

蘭越町の積雪

3月に入ってからの陽気
一気に雪解けを進めました。
「迷わず春へ」
まさにそういう冬の明けでした。



旧後楽園球場での解散コンサート
アレから早や30年だそうで
わたし達夫婦はその時
高3として 浜北と旭川に
それぞれ 未だ見ぬ将来へ
希望を抱いておりました。

たまたま目にした芸能ニュース
キャンディーズのフィルムコンサートだそうで
この時期にラジオでかかるリクエスト曲
ベスト3の一つが 「微笑返し」
あと二つは 「春なのに」(かっしわばら芳恵)
「乾杯」(ぬぁぐぁぶつぃ剛)
ってところですしょうか。
いや最近は 「さくら」(森山直太朗)かな?



さて今月は
「微笑がえし」

はる 春 ハル 貼る(?)
春はなぜか
人の顔やこころを
和ませてくれます。
農村地帯ということもありますが
当地で春になる頃は
スキーシーズンも終わりを告げ
スキー場にお世話になっていたおっさん達が
一斉に本業へ回帰するのです。

営農再開に対し
プレッシャーや緊張とともに
「よし やるぞ!」
と気合が充実して参りまして
空が明るくなり 陽が眩しくなるのと相まって
自ずと テンションが上がってきて
お互いに
「今年も始まるぞ、がんばんべ!」
と励まし合う空気が生まれるのです。

春の空気が 自然も人も
微笑ませる
みんな力強い眼光で
微笑みあう。
「今度の冬まで 互いに頑張ろうぜ」
「いい結果出して また会おうぜ」
そんな微笑を交換し合う 春。

そういう空気を ちょっとでも伝えられたら
うれしいな。





1.設営準備




いくら雪が少なくても
そこはそれ やっぱり北海道
雪割りが終わっても
まだまだ 雪に囲われてます。



雪を割った その際から
地面が暖まり
雪解けを促進します。
その様は
温暖化で氷河が消滅していく
そのプロセスと同じです。



雪がドンドン後退していき



周囲を水浸しにし



少しずつ乾いて



ふきのとうが動き始めます。

実は ふきのとう
春になって芽を出すのではありません。
秋のうちに もう芽を準備して
雪の下でずっと待っています。
夏の間に葉を拡げたフキ
その根元に 来春の芽が
もう準備されています。



ハウスも まだ
雪山のなか
除雪した雪がうず高く盛り上がり
ハウスの周囲を隠すように
立ちはだかっている。





除雪が下手だから?
ほんのたまぁに
ちょっと引っ掛けます。
効率よい作業を身につけるには
もうちーとばか 経験が要るだに。



どう?
いい土でしょ?
思わずニヤッとします。







2.地球温暖化



地球温暖化防止が叫ばれる中
CO2大量排出の歴史を
わたくしは背負っており
非常に心苦しいのであります。

前職では ハイパワー機種中心の
エンジン開発を旨としてましたし
その最たるものが
F1などという異常な用途で
あのエンジンの燃費は
1.5km/L というもので
まぁ車両性能で相当変わりますが
でももの凄い量のガソリンが
エンジンに吸い込まれていく様を
実験を通して眺めていました。

※GSの販売量に較べたら大して使ってませんが
念のため

そして いま
直接排出量は非常に少ないですが
でも現代農業は 石油製品なしでは
成立たない世界でして
特にビニールやポリエチレンを原料とする
フィルムや容器、包装は
なくてはならぬものです。
心ならずもCO2排出を
間接的にしているわけです。



一方でガソリンなどにかかる
暫定税率については
経営負担の軽減においては
一時的にせよ
税軽減ガソリンはありがたい。
でも北海道など厳寒地では
冬を規準の道路行政が必要で
そこに人が住んでいる限り
安心安全な道は
生命に関わる事なのです。
地方財源に皺寄せが出る
都会での点数稼ぎ的政治のネタに
いつまでもされると困るのです。
富の再配分がないと
国家は成立たんのです。



というような話が出るかどうかは別にして
7月のサミットが
あのホテルで 行われる。

せめてその間ぐらいは

北海道民は野焼きを慎むべきだと
内地から来たわたし達は
切に願うのです。
せっかくの北海道を
堕落で汚したくないのです。

我がふあーむは
ゴミの野焼き・埋立てに
反対します。







3.ふあーむ出現



3月18日
今期の小柴ふあーむ
出現しました。



ビニール掛け
その作業風景を撮りたい
と思いつつも
かなりハイテンションでないと
できないのです。

なぜかといえば
黎明の朝凪時に
一気に目処を立てなければ
9時過ぎから動き始める空気
つまり 風が
一瞬でビニールを
舞い上げちゃうのです。
やり直しどころじゃない
作業途中のビニールが
ズタズタに破れてしまい
「ハイッ 4万円ナリー!」
ほんと 真剣です。



風を遮るだけで
中は別世界
太陽の凄さを実感する時です。



ハウス内の土も
水分がどんどん飛んでいく
これぞ施設園芸の最大の強み
ビニール貼れば こっちのもん!



仮止めしたビニールを
その後 一日掛けて本締めする
一通りの工程を終えて
夕日に輝くハウスを見るとき
今シーズンへのスイッチが
明らかに入る瞬間です。

眉毛がキリッと立つ
力強い微笑が溢れます。








4.年度末 新年度




学校は 春休み
昨春の出立以来
長男が4度目の帰宅
久しぶりの 勢揃い
みんな でかくなったなぁ

3月21日 撮影です。



ちょうど4年前
’04年3月23日 午前10時
苫小牧港に接岸
期待と不安・・・
なんてものじゃない
不安120%ながら
雰囲気が暗くなるのを恐れて
お互いに無理して作り笑いしていた
あの時

笑っていない笑顔で
互いを守り合っていた



今シーズン最終レース
身長+20cmのスキーを
みんなが装備する中で
我が三男はお下がりなので
身長と同等のスキー



荷物も自分達で積み込む
このチームでは
役割を果たせない子は
参加お断りとなる



車中の席順も
大体決まっている
みんなが好きなのは
遠征の行き帰りの道中
スキーはその口実かも



それにしては
奴らは速い
各学年ごとで
全道入賞者のオンパレード
すっげぇ 速えー
のです。







長男 新年度開始
3月29日 函館へ戻りました。
4月1日に入寮式なので
その準備もあり
足早に 春休みは終わりです。



1年前の彼は
手前側の新入寮生と同じ表情
一人で旅立ってきた事への
大きな不安を抱えて
微笑む余裕など微塵もない

一方でいまの彼は
奥でカメラに向かって笑顔
受入担当生の仲間たちと
時間を味わい 楽しんでいる

不安な顔で写真に写る
後輩達のこころの中が
分かりすぎるほど分かるのだろう
それを包み込む笑顔を
自然に携えている



寮での生活を
一つ一つ丁寧に
本人だけじゃなく
ご家族に向けても
説明し 相談に乗る
笑顔 笑顔
Keep Smile!
相手の緊張を和らげるようにね



ところで 我が次男
ほんの4日間の旅程で
大阪、京都を探検に。

自分探し
というか
家を放り出された
のかな?
「出て行きなさい!」
の叱責に
貯金全額おろして
ひとり旅。

いや、まぁ
そういう出て行けじゃなかったんだけど
まぁ いいや
やっと家の外に飛び出してくれた
やっと世間の探検に行ってくれた

自分で立てた計画を
自分で実行して
やり遂げたすっきり感を漲らせ
お家へ帰っておいで

待ってるから







5.さぁ いよいよだね





今年は土を
念入りに乾かした
次男の手を借りながら
肥料振って
砕土して
マルチ掛けて

いよいよ 定植へのアプローチです。



右 : 砕土前(肥料が粉のように覆う)
左 : 砕土後(肥料が良く攪拌される)

白く見える肥料は
カルシウム と マグネシウム
ほかに 魚かす、油かす、海鮮堆肥など
有機肥料をバランスよく施して
土を作っていくのです



これで 両面終わり
中央は 砕土しません

これ テクニックです。



きれいじゃろ?
いい香りがする フカフカの土だよ



それをオムレツのように
ポリエチレンフィルムで包む
まさに オムレツ料理みたいな
要領ですよ

中身に力加えず 潰さずに
優しく包んで フワフワに







地温 8℃から始まり
4月8日 21℃ です。
メロン 初定植しました。

ベッド地温の推移



アスパラたち
今年は 早くから芽を出しそうな気配
やばいなぁ
畑に追われるやァ



ゆっくり眠っていて欲しかったが
どうも そうなりそうにない
雪もすっかり消え
水分もすっかり吸い込み
地温上昇が始まっちゃった



GW明けには
皆さんへの贅沢が
ここから始まるのです。
待ってて下さいね。








今月もありがとうございました。



さて 御贔屓の方々には
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今月報告には漏れましたが
今期一発目のメロンが
昨日 4月8日 定植されました。
予定では 7月10日頃 収穫です。
どうぞお楽しみに。

では来月報告まで







 
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