小柴家の風景
'08年 2月 「冬 来たりなば」

「 もう春かい? いや未だ冬さ いや春だ! 」

北海道より 小柴です。
突然ですが ここんとこ
The Knack の
「My Sharona」
(音あり)

が耳から離れません。

理由は分かっています
理由はこの人
(音あり)

約30年前のヒット曲
右肩だけでノルのが
似合う曲です。

さて 北海道では
春の訪れ 一気に来ています。
3月に入ってから
大気が非常に安定しており
連日のプラス気温
しかも10℃に届くほど
小春日和の連続です。
今年の春は
はっきりと姿を現しています。

窓から覗く空が
グーンと輝きを増して
日陰が明るくなる
典型的な3月の光に満ちています。

このまま順調に
4月を迎えられると良いな。



でもやっぱり
そうは行かないのでしょうね。
用心せねば。

蘭越町の積雪

今年の冬は
序盤はおとなしめでしたが
中盤2月に本領を発揮し始め
2月14日と24日に嵐が来て
特に24日は犠牲者が出るほど
吹き荒れました。
細川たかしの出身地 真狩村周辺では
道路が完全復旧するまでに
ほぼ2日を要しました。





吹雪の際は
道路が単なる雪原になります。
段差には全て風の渦が発生し
そこに雪が高密度で堆積します。
それが 「吹き溜まり」 です。

車がいくら4WDだろうと
一度足を取られると
もう身動き取れなくなります。
例えそれが工事用重機だろうと
侮れぬ存在です。

先日亡くなった方は
我が家から太平洋岸の伊達市へ
抜ける道すがら
帰宅途中に吹溜りに捕まったらしい。
我が家からほんの10数kmのところ。
発見時に車は
完全に埋もれており
排ガスの逃げ場がなかった。
かといってエンジンを切れば
凍死の恐れもあり
いずれにしても
運命は定まっていたのかも。

土地の人は言っていた。
「たまたまそれが 自分でなかっただけ」
本当にそう思う。



さて今月は
「冬 来たりなば」

今年の冬もなんとか
息災にやり過ごせました。
「冬 来たりなば」
と来れば
「春 遠からじ」。

もう春です。
いま執筆中(11日)は 雨です。
週間予報でも 雪マークが
消えています。
2月は冬本番の厳しさですが
かえって春への序章として
冬への名残りとして
毎日を噛締める
そんな感じもあるのです。

北海道人たちの 2月の楽しみ方
どうぞご覧になってください。





1.嵐 (スキー場にて)




ホワイトアウト
通勤も 命懸け



風に向かって 立てない
背を丸めて 口を覆わねば
息も出来ない



でも修学旅行は やってくる
インストラクターも 高校生も
修行僧のような気持ちで
スキーを学ぶ



昼めし
高校生がレストハウスへ
駆け込んでくる
雪崩うつように





定番メニュー 親子丼
女子といえども
丼いっぱいを食べ上げる
体力 消耗しているから



レストハウス内が
高校生の湯気で霞む
もの凄い発熱量と
それを冷却する蒸散

しかし 私は
突当りの壁にある
黄金色の炭酸飲料が
どうにも目の毒だ




隊長どのぉーッ!
北辺の守りは
大丈夫でありますかぁーッ!
タバコ吸ってる場合じゃ
ないですよぉーっ!



今日も一日
事故なく 終了
おつかれさま



吹雪の中
ほんと
おつかれさま…







2.やっぱ スキー大好き!



三男坊が
大好きな スキー
練習も楽しくて 仕方がない
その結果が
金メダル



平日は ナイター3時間ずつ
週末2日間は 6時間ずつ



よくもそれだけ
滑れるもんだ



リフトが止まりそうな
風速20mでも
顔が凍傷になる
マイナス15℃でも



33度のバーンに
怯まず 頭から
突っ込む





これは
目標としている先輩
いま左ターンを抜けて
右ターンへ入るところ

左脚がすでに
踏み込んでいる
さすが



左骨盤で きっちり
スキーを踏んでいる
上体は 起きて中立維持

彼女 小学5年生
全道トップクラス
三男坊と同じ歳
よき目標



彼も先輩
小学3年生
チーム参加当初は
全然敵わなかった
最近やっと
追いつけるようになった
中学に上がれば
同窓生となる彼
いまから一緒に過ごせるのを
楽しみに話す





蘭越町の冬季体育大会
チームのみんなは
遠く全道大会へ遠征
三男坊は
地元でコツコツ
腕試し







丁寧に ていねいに
一旗門ずつ
ていねいに

焦らず あせらず
一本の滑りを
冷静に

こころの中で
板(スキー)からの感触と
対話していたそうだ
雪の感触を逃さぬように
足裏全体で
雪を捉えていたそうだ

そして
楽しかったそうだ





賞状を
折り畳んで持ってくるヤツ
血液型O の典型的なヤツ



でも 嬉しいそうだ
コーチにも 励まされたそうだ
晩ご飯が 美味しかったそうだ
明日 チームのみんなと合流して
報告し合うのが 楽しみだそうだ.

家から車で10分ほどで
世界に誇るパウダーに充たされた
日本を代表するスキー場がある
こんな環境
望んで手に入れられる
ものではない。
彼は ここで
ニセコの子に
なろうとしている。





もともと 彼に
スキーの機会を与えたのは
学校や地域で仲間外れにされ
自信を無くしていたから。
正しい事を正しいと言うほど
仲間外れになっていったから。

だから 外へ連れ出して
「君は間違っちゃいない」
ってことを 教えたかったから。

学校や地域を飛び出し
色んな地域の 色んな学年と
たくさんの仲間が出来た。
ウィンタースポーツの特質ゆえ
お互いを信じ助け合うことが必要で
リフト乗車中や お弁当タイムに
いっぱいお話が出来て
そして練習になれば
一騎打ちの真剣勝負
自分が速くなれば
きちんと認められるし
準備や片付けを先頭でしないと
コースインさせてもらえない。

そんなスキーチームのお陰で
三男坊は 自分を取り戻せた。
もう学校や地域で嫌な事があっても
追い詰められたり
しない。





長男坊
高校1年の課程を
無事終了

寮では 新1年生の受入準備
彼はそのプロジェクトに参加



昨年 入寮時に
素晴らしいと思った先輩方
その立場に自分がなる



主要メンバーは
AM1:30まで
プロジェクトミーティング
でも 楽しいそうだ
やる事がいっぱいあって
嬉しいそうだ



次男坊
期末テストが終わり
落ち込んでいる。

彼なりの目標を設定し
なんとか現状打破を試みている。
でも
思い通りにいかないらしい。

彼の努力は良く見ている。
もう少し コツを掴めば
いままでの蓄積が
一気に開花するはず。

だから この春休み
ちょっと旅行へ行っておいで。
デジカメ持って
こころに触れたものを
撮っておいで。

それを見れば
君の眼の確かさが
すぐに分かるだろうから。







3.なにか問題でも?



冬の夜長
ケーキを作ります。



バターを捏ねる



砂糖を入れて
捏ねる



卵を入れて
捏ねる



薄力粉を入れて
捏ねてはいけない



詰める



焼く



切って 並べる



出来上がり
朝のミーティングへ



サクッ フワッ
サクッ フワッ





以上
スキースクール校長が
やっておりました。

なにか 問題でも?







4.あちこち 春




国道五号線
渋滞中



交通誘導員
お仕事中



排雪作業中

小規模雪崩は
どこでも起きる



排雪作業中

街角もスッキリ
視界もスッキリ



あちこちで始まる排雪作業
これも春の風物詩
季節を推し量る
一つの目安







5.さて 我が家も





アレッ !?
無いっ!

風向旗
2月24日の嵐の日に
飛んで行っちゃったようで

いやぁ やりずらいなぁ



アスパラ
もう少しゆっくり
眠っておいで



ハウスの向こうに
昆布温泉病院
我が代表
いまから除雪するからね
見ていろよ



ハウス際は
1月に雪割り済み



はたして その
手強さや如何に



燃料 満タン
水温 良好
エンジン設定 1800rpm
PTO設定  300rpm

さ、行きますか







雪はそこそこ締まってる
除雪には
いい塩梅



飛びの良い雪状態
作業が捗る 軟らかさ
空中で散らない 硬さ
そして適切な
ブロアーと走行の速度設定

だいぶ分かってきたのさ





足場の悪いなか
機械を如何に真っ直ぐ
送れるか

腕?
よく言い合いますね
「腕がイイ」  「腕が悪い」
別にどうでもいいんです
物事をキチンと理解できれば
誰でもスーッと出来ます。
その人には その人なりの理解
ただそれだけのこと

機械の能力を理解し
無駄な燃料を消費せず
それぞれの力を把握し
合理的に操作してやる

そうすれば
機械は素直に働き進む。

いい加減な経験論で煙に巻く人
これには気をつけましょう。








今月もありがとうございました。



昨年度 決算しました。
確定申告 しました。

控除前所得 △180万円
(含む 減価償却費、専従者給与)

昨期の反省は出来ております
対策も具体的に可能です
だから まずの目標は
控除前所得で 収支トントン
それが出来れば
皆さんのこころの贅沢とともに
ニセコで有意義な人生を
送れそうです。





「 TOYOTA ST165 」

唐突ですが
この型式にピンと来る方
通ですね。

「私をスキーに連れてって」
(音あり)
この映画で熱くなったスキー野郎たち
その年代が いまスキー場で
中核スタッフです。
原田貴和子や 「凍ってるね」など
コアな話題が喜ばれます。
ここに登場する ST165
そう、それは
「 CELICA GT−FOUR 」

ヤマハ発動機が開発生産した
3S−GTEU エンジン
(DOHC4v TC w/IC)
を搭載した 4WDスポーツ
ゲレンデを疾駆するST165に
若者達はこころを躍らせた
そうです。

あれは相当無理があったね。
あの車重では
やっぱ ムリっす。
でも楽しかったね
ノリがイイ映画だったし
ST165が 充分一役買っていた。
身近だった仕事が
別な場所で感じられる
一つの幸せです。



「 訃報 」

小野 満
ダン 池田
高橋 達也

今年に入ってから
亡くなられました
立て続けに。
ビッグバンドを代表する御三方
あまりに時期を同じくした逝去は
なんか因縁めいています。

「小野満 & スウィングビーバーズ」
「ダン池田 & ニューブリード」
「高橋達也 & 東京ユニオン」

「紅白歌合戦」で
白組伴奏 スウィングビーバーズの
「風雪流れ旅」で華麗だったり
紅組伴奏 ニューブリードの
「天城越え」が重厚だったり
やっぱり大トリ一曲のエンディングに
バンドの力量を見せられました。
はたまた
「ザ・ベストテン」で 「西武警察」で
「アメリカ横断ウルトラクイズ」で
東京ユニオンのトランペットが
切れ味最高でバンドカラーを決定付けていた。
(ハゲでちょび髭の丸っこいおじさんだった)

40歳代のわたし達TV世代には
いつも素敵な音を提供してくれる
馴染みあるバンマス達でした。
高校でブラスバンドに入ろうか迷ったけど
ポップじゃなく ジャズでもなく
だから止めました。
あの時 ビッグバンド系ブラスバンドだったら
間違いなくやっていた。

そういう影響を受けた
3バンド
惜しいです。



次回報告は4月上旬
初定植を迎える頃でしょう。
今年の春は足早だから
きっと良い一年になるんじゃないかな?
そう信じて無事故を願いながら
今月の報告を終わります。

それでは また
来月お会いしましょう。







 
発行    編集局 制作責任 小柴孝志
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