小柴家の風景
'07年12月 「小さな灯火」

「 ほのかでも 小さな灯火 いと愛し 」


北海道より 小柴です。
新年 明けましておめでとうございます。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。

まずは
新年の報告が遅れたこと
どうもスミマセン。
冬期間は 雇われの身
しかも
クソ忙しい!
スキー場関係の景気が
今年はだいぶ良いようで
連日 PM9〜10時の帰着
まったく 凄いことになっています。

この繁盛が
ダイレクトに実入りに帰ってくれば
こんなうれしい事はない



でも でも でも でも
そんなのかんけぇねぇ
なんせ雇われの身
売上が1.5倍に増えても
アルバイト料には関係無い
とほほ



年賀状シーズンに
なんとか乗り遅れずに
御世話になった方達へのご挨拶を
済ませられました。
今年もどうぞよろしくお願いします。

そして
御年賀の時期に舞い込む
欠礼のお知らせ。
御身内の不幸に
「どうぞ お気を安らかに」
と祈るうちは良いのですが
今年の欠礼案内に
辛いものが2つ。

一つは
元ご近所の御子息の早世
齢18歳
息子達も一緒に遊んだお兄ちゃん
・・・辛い

そして もう一つは
元同僚の早世
齢36歳
私が退職してからも
「がんばれオヤジ」
と励ましてくれたヤツ
娘2人のこして
逝っちゃった
・・・辛い

彼らが去る際に
なにが思い浮かんだのかな
大きな夢だったのかな
身近な幸せだったのかな
過ぎし日の思い出だったのかな
人って 必ず死ぬんだよね




正月早々 暗くてスミマセン
ということで
今月のテーマは
「小さな灯火」

昔の人は 数え年で
年齢を重ねました。
正月元旦に
みんな一緒に
年をとりました。
新たに年をとれたことに
お互い祝い合いました。
だから
「明けまして おめでとう」
なのでした。

新たな年を迎えるにあたり
どういったことで
自分は幸せを感じ
感謝できるのか
それが「小さな灯火」
なのです。
当り前をあたりまえと思えぬほど
北海道での生活は
辛くも楽しいことばかり。

「小さな灯火」
どうぞお付合いのほどを





1.暖かい○○、少ない××




12月15日
まだ熊笹が出ている

今年の冬は
暖かい



排水溝が
まだ埋まらない
雪で 埋まらない
水が せせらぎ
まるで
春の うららの 隅田川



空から降ってきた雪が
融ける速度以上で積もると
「積雪」が始まります。
その状態が
まだ起きていない。



こんな冬もあるんですね。
去年も暖冬だったけど
今年の始まりも
暖冬です。



でも恐怖心 半ば
一昨年のことがあるから
1月に入ってから
毎日毎日降り積もり
結局 2mにもなった



アスパラが眠る畑を見ながら
冬は始まったばかり
本格的な降雪は
まだこれから
と肝に銘じるのです。







2.ファイトぉー!いっぱぁーつ!



夜も10時
レンタル、レッスン
今日の〆切りと
明日の段取り

イントラって
スキー滑ってるだけじゃないんです。
昼間 現場に出て
夜 仕事の整理をする
報告書や経理や
なんや かや



「踊る大捜査線」
の 青島刑事
あんな感じかな

でも
2本飲んだら
気分悪くなっちゃうよ







3.父ちゃん抜きで…

まさに 季節の変わり目



Pizza
うまそぉ!



ふりゃーどちきん
やっぱうまそぉ!



我が代表が大好き
ローストビーフ
with グレイビーソース
and ホースラディッシュ



で、スパークリング?
なんで?
そんなの、アリ?



締めは
子供たち自作ケーキ
次男が大好きな
いちご天誇盛で



実はいま
この原稿を書きながらも
凄くお腹が空いてきました。
生クリームの匂いを
想像するだけでも
胃がキリキリ痛みます。
お腹が空いてきました。



以上の光景は
すべて
父親抜きで
織り成されました。



ディナーが済まされた
その頃 父親は…









4.夜も明けて 年をとり


所狭しと洗濯物が
部屋のスペースを
占有する

北海道の冬は
洗濯物は屋内で乾かす
外套類もかさ張るし
外靴の乾燥も必要だし

つまり
乾燥物で部屋が埋まり
そのすき間で人が年を越す



「愛 燦々」
小椋桂 & 美空ひばり
人はかわいい
かわいいものですね

天国とのコラボレーション
デジタル技術の 為せる業
コードとかシンクロとか
トーンなんかも
違和感なくシットリまとめる
その感性はやはり人が 為せる業



以前も坂本九とのコラボが
「見上げてごらん 夜の星を」
で実現していた。

イギリス赴任当初
つらくて泣けてきたことがあった。
グループをまとめる立場にありながら
なんの成果を誰にも示せずに
己の無力を痛感し
その時の全てに押し潰され
壊れそうになっていた
ある晩
いつものように下町の
とあるイタリアンで仲間たちと
遅い夕食を気まずく済ませ
なんか知らんけど
みんなが居なくなった駐車場で
グッと来る日があった。
仲間たちともうまく行ってなかったから
ナトリウム灯のオレンジ色の薄暗い灯りが
かえって気持を詰まらせて
「なにしてんだろう…おれ」
って、くだらないことを
考え始めていたからだと思う。
泣きたくないから
本能的に顔を上げていた。
そんなことで誤魔化している自分自身に
余計 情けなさを感じてしまい
精神が崩れようとしたとき
オリオン座がそこに瞬いていた。
極寒の旭川の冬
−30℃で眺めたオリオン座が
イギリスでも同じように見えた。
その時 涙腺が決壊し
しょっぱいものが溢れた
と、次の瞬間
スーッと気持ちが楽になり
こころの澱が流されたような気がした。
「たまには堪えなくてもいいのかな」
星を見てる振りして
こころの澱を流すことが
それ以来 数年に一度
オリオン座が瞬く日に限って
あるのです。



人生って
不思議なものですね



明けて 正月元旦
吹雪に包まれた大晦日も
元旦の陽光に洗われて
荒天明けの 穏やかな朝



ニセコ連峰に向けて
いつもの道を駆け上る
でも 元旦のせいか
気持ちはけっこう晴れやかで
「年とり」
が出来た区切りを
知らずに嬉しがっていた



まだ吹雪雲が残るけど
山もきょうは
いい滑りごこちでしょう



除雪の人たち
夜中3時頃から
交通の確保に努めていたはず。
朝7時も廻れば
道路整備も仕上げ段階で
スクレーパーした圧雪を
ラッセル板で跳ね飛ばしていた。
木立の中を縫って
山へ向かう道も
すっかりきれいになり
新年の一仕事を終えた除雪マンが
こちらを見て会釈していた。

除雪って
男の仕事だなぁ
(いや女性でも良いんですよ、誤解しないで!)



事務所に着いたら
みんなで除雪
ローダーで寄せ切れない雪は
人手でやるしかなく
昨夜来の吹雪の残骸が
結構あることを実感したのです
除雪屋さんも
手が廻りきってなかったんですね



昔に較べたら
除雪はあっても 無いようなもの
しかもニセコは凍れないし
「ふぅ〜っ」
という溜息で
終わってしまう程度です。

初除雪
完了です。







5.年賀状


今年の年賀状は
ウェブアートデザイナーで素材をまとめ
ワードに貼付け修正して
家族分つくりました。

ウェブアートデザイナーの良いところ
必要最低限の工夫が
けっこう簡単に出来ちゃいます。
写真素材をフォトショップでいじり
それを加工し利用すれば
自分だけのオリジナルが完成!

年賀状を届けられなかった方達のために
ここに掲載します。

まずは 高1の長男編



次は中2の次男編



そして小5の三男編



アレンジャーが同一人物だと
一目で分かる仕上がり
「手抜きしたな?」
とバレバレですが
3人分の賀状図案を
それぞれに対応する木目の細かさを
なんとか認めてください。
これでも評判良かったそうですから。

今年の小柴家は
各々がこんなご挨拶で
始まりました。
どうぞ宜しくお願い致します。








今月もありがとうございました。

我が家の大晦日
格闘技には興味を示さず
ひたすら
紅白歌合戦派であります。
あれだけの曲数を
あれほど予算をかけて
しかも昔に較べたら
きっちりフルコーラスで歌わせる。
あんな企画は
他にはない!

たとえばミュージックステーション
企画は完全に紅白歌合戦
で、長寿番組。
民放歌謡番組にしては
視聴率は安定している。
でもNHK紅白歌合戦は
視聴率低迷と言われながらも
その数字たるや
民放の同様企画の
比ではない。

場の設定に気合が入っているから
出演者のパフォーマンスも
滅多にないハイレベルで
観る者 聴く者 のこころに
感動を呼び
記憶に残り
記憶を呼び戻す。

今回の演目で記憶に残ったもの
寺尾聡 「ルビーの指輪」
コブクロ 「蕾」

寺尾聡のセッションには
プロのパフォーマンスというものを
見せ付けられた。
音の躍動感というか
織り成す煌きというか
それ以降のバンドの一切が
薄く軽く感じられた。
再放送の時そこだけでも録画しよう。

コブクロの前振りで
笑福亭鶴瓶の台本のないしゃべり
大したこと言っていないのに
でもなんだか胸に染透ってきて
「蕾」の歌詞と歌唱に
自分の母親が病で
亡くなろうとしていた時を思い出し
鼻の奥がむず痒くなって
堪らなかった。

自分達が死に向かうとき
子供らに対して
力を与えるKとができるだろうか
子供らに生きる道標を
感じさせる事ができるだろうか

ことし一年
家族みんなにとって
一つでも思い出せるシーンが残るよう
願って止みません。



今月のタイトル
「小さな灯火」
わたし達のここでの営み自体が
小さな灯火と感じます。
人から気付かれこともない
小さな営みであります。

それでも せっかく点した灯りです
点すだけでも大変でした
点し続けるのは もっと大変でしょう
わたし達にとって この灯火は
小さくとも 比類なく愛しい
何物にも代え難い灯りです。
かといって この灯りを
大きくするつもりはありません。
大きく点すなら
別な道を選んでおりました。
わたし達は
小さくとも 明るい灯火にしたいと
願っています。
皆さんとの交流を燃料にして
人から大事にされる灯火にしたいと
願っています。
この灯りをこれからも
点し続けられるかどうか
その試金石となる重要な一年が
この新年であります。
来年のいま時期に
皆さんに前向きな御礼が伝えられるよう
ことし一年も精を出します。
「おいしかった!」
と何遍でも言ってもらえるよう
「今度もまた頼むよ!」
といつも言ってもらえるよう
精を出してまいります。

今年もどうぞ
お引き立てのほど
どうぞよろしくお願い申し上げます。

皆さんにとっても
幸多かれ一年となるよう

それでは また







 
発行    編集局 制作責任 小柴孝志
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