小柴家の風景
'07年 4月 「春来り」

「 こどもの日 なんで休んでいる おとな 」

(NHKラジオ 関西土曜ホッとタイム より)

北海道より 小柴です。
大型連休が明けました
5月ですね
桜、当地でも咲き始めましたよ

今月の川柳、笑えますね
それはまさに こどもの日の午後
畑の改修のため
スコップを振るっていたとき
ラジオから聞こえてきた この川柳

これはおとなの 便乗なんでしょうか
「こどもの日」
おとなは別に 休む必要も無いですねぇ
考えてみれば
こどもの日 だからと
浮かれ気分なのは
おとなの方ですね ほぼ



我が家の こどもの日
ラーメン食べに行って
近所の温泉へ入って
以上 おわり
これが大型連休イベントでした。

そもそも行楽地に暮らしているので
自分達から出かける必要も無く
往来する人を眺めて
「おっ、空いてきたかなぁ」
と感じる夕方に 出掛けます。



今月のテーマは
「春 風物」

春仕事 第一弾は
ほぼ一段落付きました。
メロンも植えたし
アスパラの準備もあと少しだし
施設も運用開始したし。

ふっと周りを見渡して
風景に目をやるゆとりも
足元を見つめる時間も
少し稼げた、かな。

なにを見てたかって?
じゃあ 今月報告を
どうぞご覧になっていって下さい。







1.霞み立つ




霞み
この場合、霞んでいる
というべきか
春は 色々と霞んでます





黄砂
「黄砂に吹かれて」
by 工藤静香

去年も同じ引合いでしたが
黄砂を見ると
どうしてもこの歌で
頭の中は充満されます。



野焼き
産業廃棄物法 違反
でも みんなやってる
煙の含む物質に
警戒感 まるでなし
人が少ないから それでいいのか
「なんも 昔からやってるべ」
「法律が勝手に変わっただけだ」
「机の上で考えたって ダメだ」
とかなんとか

朝な 夕な
あちこちで モウモウと
やっております







2.やっとここまで



まだ始まったばかり
なのに
「ふ〜、やっとここまで」
山に例えれば
登山口に着いた程度
なのにねぇ



段取りや準備
これがないと スタートも出来ない
そういった意味で
登山口に立つこと自体
「ふ〜」
と一息入るのです。



かわいいよ
健気に腕を伸ばし
葉を拡げ
生きようとする気持ちが
如実に伝わってくる

定植直後は
心配で心配で
ほんと 気が気でないんです



植えたそばから
心配 が始まってます



大丈夫だって
ちゃんと 生き延びてくれるから



温度計
がんばって!
(こいつが温度を上げるわけじゃないんだが)



外はまだ雪が残る
頑張って 育って欲しい







3.春来りなば



まず 雪が消える
排雪場所にあった
3mを越す雪も
猶予なく 消し去られる



山の雪も
いずれ 消える
消え始めると あっと言う間



畑からも雪が消え
水が引き 土が乾く



ハウスの外でも
畑作りが 始まる
雪は消えるとき
余計なものも 一緒に持ち去る
余計な病気 余計な養分
畑を 掃除してくれる



アスパラも目を覚まし
雪で締められた 固い殻を
バキッと割り ボコッと持上げ
春の光を吸いに
顔を出す

その力は 想像を超える



昆布川温泉に
汽車が人を連れてくる
ディーゼル列車が着くたびに
紫煙が光り 匂いを残し
人を連れてくる

ビールと弁当
カメラを携えて
また 旅に行きたいなぁ







4.久々の




久々の 工作仕事
「面倒くせぇなぁ」
と言うよりも
「楽しみじゃぁ」
の方が勝ってる。



「温床」 といって
発芽、育苗を担う
専用設備の立上げ作業。
色々と注意すべきことがあり
それを整理して 対応するのが
とっても楽しそう



まず大切なこと
温床面積が どれだけ必要か
をきちんと把握する。
生産計画が出来ていないと
温床面積は 出せません。
最大負荷時で 何ロット重複するか?
重複を極小にする日程は?
出荷計画は満足できるか?
等々をインプットします。



あと要求負荷も求めて
電熱線の出力を決めます。
一番厄介なのは 発芽時
最も高い温度を要求するんで
受電設備とか配電の容量と
相談する必要があります。



全ての負荷をいっせいに使うと
容量オーバー
作業自体も 整理します。
経費を最低に抑えるためには
コストは積上げず
割り振ります。
契約料や動力単価の
裏を読み取りながら
使い方を決めていきます。



4坪の温床は
8枚のサブロク断熱材
2kWの電熱線
400Lの籾殻
10枚の側板
などの資材で構成されます。



穴開きビニールで被覆して
完成!

…と思いきや
まだ肝心の作業があります。
そう、制御系です。



近くの電気屋から
業務用資材を分けてもらう
店頭小売りの半値以下!
どこでもそうだが
業務用資材をうまく活用すると
経費は劇的に抑えられる。



サーモスタットは
ブラックボックス
こればかりは 完成品の購入
でも気に入ったものを
単体だけで買って
好きなように構成すれば
これも余計な経費がかからない
へへへ、上手くいきそう



こんな感じで 4ch構成
入力、出力、熱電対
そして主電源と動力との分配
いわゆるコンセントは高いんです
だから分断頻度の無い所は
結線でごまかします。
これも コスト削減策。

春の作業は
細かいことも多いんです。








今月もありがとうございました。

春来りなば…
細かい仕事も多いし
判断を求められる局面も多い。

例えば 最初の耕起作業
いわゆる土起し これは
天気予報、土中水分、生産計画
この三つのバランスを取りながら
土が最も良くほぐれる時期に
一発勝負で入ります。
一度機械で土を踏むと
もうほぐれなくなります。
だから一回限りで作業を決める
そういう決断とか操作が絡みます。



なんとしても外せないタイミングなら
日が暮れ始めても
必ずそこで決めなければ
いけません。

だから 眼鏡も変えました。
(遠くも近くも 見えづらい…老齢だね)



4月 春来りなば
春の色が
コントラスト鮮やかに
競艶します
夏の色とは明らかに異なる
春独特の 淡く艶やかな
一瞬で通り過ぎる
思春の いろ

目が覚めるような
でも目を覚まさせたら
もう消え去る いろ

春来り  まぼろし覚ゆ 昔日の
いまも昔か 巡り戻りつ





来月も 報告できることを
楽しみしております。
それまでどうか
お健やかに






 
発行    編集局 制作責任 小柴孝志
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