小柴家の風景
'06年12月 「暖冬か?」

「エルニーニョ  ロナウジーニョにゃ  関係無い」


北海道より 小柴です。
あけまして おめでとうございます。

昨年はお世話になりました。
今年もどうぞ宜しくお願い致します。
年賀状を出した方、欠礼した方
区別なく 今年も宜しくお願い致します。

冒頭の陳腐な句
我が家はO型多数の
ボケボケ集団です。
サッカー好きなのは良いが
暖冬がらみの気象情報と混同し
「エルニーニョ現象」と「ロナウジーニョ」が
会話のなかで ぐちゃぐちゃになります。
確かに似てるっていやぁ 似てる
同じラテン語系列だしね。

「暖冬はロナウジーニョのせいらしい」
ほんとかい!?





今月のテーマは
「暖冬か?」

本当に寒くない冬です。
気温は常に −10℃以上。
日中は0℃前後まで上昇。
雪も少ないし 雨すら降る。
去年は去年で 大雪異常だが
今年は今年で 暖冬異常です。
今頃の積雪を比較すると
昨年2m、今年80cm

12月は 仕事の変わり目
1年のまとめ
ホッと一息
知的充電
来年の仕込み
そんな1ヶ月 です。

ちょっと 見ていかないかい?







1.輪廻転生




雪面に飛び散る
鮮血
命を支える赤い血
いま ここで
命の置き換えが
進められてます



揺らぐ水面
ゆらり ゆらり
命の継承のみのため
鮭たちは 遡る



皮は剥げ落ち
ヒレは擦り切れ
本能だけで遡る



アスパラの先生 中屋農園
栄吉じいちゃん
すでに10数年
ゼロから いやマイナスから
いまを築いてきた じいちゃんの
魂が入った 籾殻堆肥
試行錯誤を重ね いまに至る
鮭たちへの慰撫を忘れず
命の受渡しを
しっかり見届ける



生命は偉大なり
決して人が創れるものでなく
得体の知れぬ壮大なシステムのなかで
ともに生まれ死に行く
塵の一つ



彼ら 彼女らの命
それぞれ一個の命









すまない
いのち もらうよ・・・











おわったよ
君たちの いのち
無駄にしないからね





約40kmの道程を経て
堆肥場へ
まもなく姿形は無くなるが
紛れもなく
君たちそのものが作り出す
生れかわりの時間





彼ら 彼女らは
姿かたちを変えて
アスパラに メロンに かぼちゃに
そして
私たちの からだに
こころに
エネルギーを注いでくれる

これを贅沢と言わず
なんと言う?







2.こころの贅沢



いよいよ 冬の装い
圃場も静か
雪に包まれ
音は吸い込まれ
冷たい空気で
シーンと静まる



三丁目には ドラマがある
辛く切なく嬉しく泣ける
三丁目には ドラマがある
でも
三丁目が 三丁目とは限らない
みんな それぞれの
三丁目を持っている
そんな三丁目を信じつつ
どこかで 新しい三丁目を
待ってるはず



戦闘状態のこころを開放し
人の情けと刹那と吐露に
深くて熱い染み出しを
久しぶりに思い出す
そんな自分を
思い出す



年越し
安らぎを求め
ゆとりを求め
都会からみんなが
やってくる
夜のとばりに包まれて
その間を縫いながら
懸命に生きる



こんな人生も
悪くない



標高1100m
下界の賑わいを離れ
職務に任ずる年越し
彼らのお陰で
あすもまた再開できる

さて 帰って
年賀状を書かなければ・・・







3.さぁ 滑ろう

雄峰 ニセコアンヌプリ
だいすき!
さして高くもないが
とても大きく感じて
しかも やさしい容姿




まさか毎日ここで
仕事をしているとは
20数年前には
思いも拠らなかった



北峰
そこからの眺めは
秀峰 羊蹄山を凌ぐ
そこからの滑りは
ゲレンデ独り占めの優越感
リフト山頂駅から
更に数百メートル
頂上泊をした者にしか
絶対分からぬ
占有空間



すでに幼稚園から
ゲレンデは身近な友だち
さぁ 滑ろうよ!



蘭越の中心部
どこが中心か?
どこが周辺か?
わからない・・・

浜松市+浜北市+天竜市
の面積に 5,800人
まちの中心部
わかるはずもない



爽快!
まさに その一言
他の表現が あるかい?
アンヌの懐に抱かれて
のびのび滑るパウダーは
最高だよ!

大回転用カービングスキーで
コース幅一杯を使い切って
高速パラレルを楽しむなんて
やっぱ 贅沢だよ

大規模で整然とした
シティホテルは無いけれど
個性豊なペンションオーナーたちが
きっと手作りの想い出を助けてくれる
ニセコって そういうところ

だから
ニセコに来て
一緒に滑ろうよ







4.暖かいね





雪じゃない
スケートが出来る

暖冬の証し


この上を 車で走る
いや
走ってるような感じ
加速も減速も旋回も
偶然の賜物
今日も無事故は
偶然の賜物




冬以外に降る あの

ことしは 冬に降る



明日の朝は
スケートリンク
偶然の賜物に
財産といのちを
委ねる

昆布岳は まだ黒い







今月もありがとうございました。

「暖冬か?」
いや 暖冬です。
今年は
春の大雪が心配です。
水涸れが心配です。
冷夏が心配です。
経験的に
そうなるようです。



と、脱稿しているうちに
爆弾低気圧
大荒れでした。
でも雪は
大したことなぁい。
やっぱ
暖冬か?


それではまた来月
お会いしましょう。
今年も皆さまにとって
良い一年でありますように。
そして私たちがそこに
彩りを添えられますように





 
発行    編集局 制作責任 小柴孝志
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