小柴家の風景
'04年11月 「冬ごもり?」
今年も押し迫ってきましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?
早いもので1年を振り返る時期にきましたね。
北海道より 小柴です。

昨年のいま頃は専門学校に通っていました。
今年のいまは 北海道で地域に溶け込もうとしています。
この月報をご覧の皆さんはどのような変化がありましたか?
変化がないと溜息の方でも、何かが変わっているはず。
私たちの月報で身の周りの変化に気付くきっかけが出来れば
このうえない喜びです。

今月は 「冬ごもり?」 をテーマにお伝えします。
「冬ごもり」 ≒ 「冬眠」 と連想しがちですが
北海道の僻地は夏とは異なる活気に満ち溢れます。
そんな地域交流を軸にお伝えしましょう。


1.圃場

   
11月に入ると畑を賑わしていた緑もすっかり無くなり、茶色と鉛色に支配されてきました。
天候は雨がちとなり、もう畑が乾くことはありません。 私たちの研修作業も 11月10日を以って終了しました。 まずは無災害で終われたことに、ホッとしております。 たぶん研修先の親方やおかみさんが一番ホッとしていることでしょう。 二人きりの世界から他人夫婦を交えた作業になり、しかもその行く末に少なからず関与するわけですから。
私たち夫婦といえば、まず身体を休めることが出来た11月でした。 「夏の疲れは秋に来る」 との忠言どおり、気が抜けたせいか寝ても寝ても寝足りない状態が訪れました。 いまはもうリフレッシュされましたが、その間も各農家の冬ごもり準備は続いていました。


2.家族サービス

研修も一段落し家族の労をねぎらおうと、「充実の一日、函館で幕末ロマンと触れ合おう」ツアーを実施しました。 何のことはない、日帰りドライブですが。


 八雲のケンタッキーファームで昼食をとり、一路南下。 函館は五稜郭を中学の修学旅行以来、なんと29年ぶり(!?)で訪れました。 今年の大河ドラマ「新選組!」を取り込んで積極PRしており、箱舘戦争をあらためて勉強した次第です。




さて我が家の “浪士ども” 、年表の前でなにを考えるやら。 最近は「新選組!」を観て涙することもある浪士どもですが、土方歳三の最期の地をお参りして、神妙な顔つきでした。


それはそうと六花亭
新製品です、「チ成ズ」。「バ成タ」はつとに有名ですが、そのチーズ版です。なかなか良い風味ですので一度試されてはどうでしょう。 かみさんの心痛の一つ、それは美味しいお菓子やさんが少ないこと。 街に行ったときはガッチリ仕入れて来るんです。


函館というと、私たちの世代にとっては連絡船で決定的です。 いまは動かぬ連絡船を眺めながらむかしの駅舎や桟橋を想い出し、潮の匂いが醸す郷愁が胸をよぎりました。


3.地域活動

夏のあいだ、農村地帯は多忙を極めます。 地域のことも子供のことも構っちゃいられません。 しゃにむに働くことが、生活の全てです。 が、それが一段落する10月以降、急に各種活動予定が立て込んで来ます。


まずはミニバレー。
PTA杯、町長杯など目白押しです。 簡単に負けると打上げまでヒマ、かといって勝ちすぎると体が持たない、いい塩梅で楽しめるよう作戦会議です。 なお体育館、ちょっと違うでしょ?  豪雪地帯はご覧のようなガッチリとした骨組みとなってます。


お次は地域セミナー。
農家や社長さんたちの自己啓発活動が盛んになります。 素晴らしい人も所々におりますが、そういう方はなにかと奇異の目で見られがち。 こういうセミナーに行くこと自体が隠蔽対象になるときもあります。 だから参加するみんなはコソコソして行きます。 私たちは新規就農者、最初から奇異の対象者です。 なにを恐れよう! 堂々と他の町の企画にも参加し、生きる力をもらって参ります。


そして学芸会。
小学校の学芸会、皆さんの幼少時代は如何でしたか? 地域によって形態が異なるようですね。 うちのかみさんも静岡との違いに驚いていました。 北海道の田舎では、運動会と並ぶ一大行事として君臨しています。


お昼のお弁当は盛大です。 これはもう、ディナーです。 いなり寿司、巻き寿司、お赤飯(もち甘納豆仕様!)が重箱に充填されお座敷の上に展開します。 じいちゃん、ばあちゃん、あかちゃんも加わって、素晴らしい時間が流れます。 農村のお嫁さんがた、ご苦労様です。

4.冬ごもり

今年は雪が遅いそうです。 観測史上2番目の暖かい11月だったそうです。 確かに私の学生時代には勤労感謝の日といえばスキー場はもうオープンしていましたもの。 でも12月に入っても一部オープン(しかも結構無理して)くらいです。 いま暮らしているところ、標高400m付近ですから雪が少ないのは助かるんですが、その分アルバイト稼動が減ると困るんです。


愛車 マジェスティ。
床下に格納完了しました。 オイル交換して、Vベルトを新品にして。 自分でやろうとしましたが初回はあえなく断念。 こういったことで1万円とかがチビチビかかります。 でもこれがないと60万円の機材がパァーになるかもしれない。 そう考えて我慢するんです。


スタッドレスタイヤ、装着完了です。
むかしと違いいまは4WD車が使えるので、運転はだいぶ楽になりました。 少なくとも「アクセル踏んでスピン!」は起こりずらいです。 でもブレーキの危なさは相変わらず。 ABSが付いても止まれないときは止まれない。 かみさんの冬道講習をけんかしながらすすめています。


スキー! 人数分!!  購入完了(とほほ…)
子供3人分、そして私のアルバイト用。 バーゲンをあさって、しめて10ン万円。 北国の冬は結構お金がかかります。 これにウェアが重なり、リフト代やら交通費やら。 う〜ん、効っく〜! 父さん、頑張らねば。 はやく農家として自立せねば!




国道から10km、標高400mまで山道を登り、いまの仮宿に到達します。 里はドライ路面でも家の周りは完全圧雪です。 救われるのは、中途半端に温かくないのでブラックバーンとかミラーバーンになりずらいこと、そして交通量が少ないから路面の締りが緩いことです。

いっぽう吹雪には悩まされそうです。 昨冬2月中旬、私が生活設営に来たときの猛吹雪(士別ではスノーモービルが走れなかったとき)には当地区は孤立したそうです。 車ごと生き埋めも冗談で済まされません。 でも人間本来の感覚を呼び覚ませば良いみたいです。

いま人間は文明に甘えて能力を葬っています。 その幾分かを取り戻せば大丈夫。 人間には生きる力が備わっているのですから。 色々と感じ取り工夫し、でないと開拓時代の人たちに笑われちゃいます。 がんばりましょう。


今月もありがとうございました。
いま農地選定作業中ですが、月報準備時には未だ報告できる段階にありません。
なんとか良い御縁に恵まれるよう、祈るばかりです。
「果報は寝て待て」
そう言い含められ、言韻を感じ取り、空気を読み、瞳を覗く
結果はもう出ているのかも知れないが、それを知る立場にない。
地元のひとにとって、とてもデリケートな問題なんです、これは。
そんな緊張感のなか明日へ向けて養生しております。

温泉に  つかり空見て  明日を観る
(上手くないですから、残念! なに斬りだ?)

いよいよ師走。 みなさんも体調には気をつけて。
来月も北海道から報告できるよう、家族一同頑張ってまいります。
それでは

 
発行 小柴家応援プロジェクト 編集局 制作責任 小柴 孝志
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